ムッキーの初老日記
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2006年09月19日(火) 記憶



「ああ、この日のことは一生忘れない。全てを憶えていよう」
という日が、人生には何回かある。

どんな服を着ていたのか、どんな靴をはいていたのか。
どんな物を食べ、どんな場所に行ったのか。
どんなことで笑い合い、どんな会話に心が震えたのか。

はじめは憶えていたはずなのに。
必死で胸に焼き付けたはずなのに。
何度も何度も反芻しては、幸せな気分になったり
センチメンタルになったり、したはずなのに。

気がつくと、記憶はどんどん薄れている。
だんだん断片しか思い出せなくなる。

嬉しかったという、気持ち。
楽しかったという、気持ち。
切なかったという、気持ち。

それから、どんな顔をして笑っていたとか・・・
でも何で笑ったかは、全然思い出せない。

思い出はアナログだなと、しみじみ思う。
どんどん劣化するビデオテープのようだ。
どんな大事な記憶も鮮明には残せない。

残念だけれど。
反面、だからこそ、生きていけるとも思う。
人間、うまく出来ているものだ。

案外劣化じゃなく、浄化なのかもしれない。







+・+・+ オッサン君劇場 +・+・+

09/19 健さんて意外に器用らしいよ。

09/18 水の溜まってる所に小銭を投げたくなったら初老。

09/17 下流の人に文句を言われそうで回転寿司屋で本気を出せない。

09/16 我が家にはモッタイナイお化けが出る隙がない。

09/15 大気ってすぐ不安定になっちゃうんだね。

09/14 あごにニキビが出来たけど心当たりがない。

09/13 稲森いずみの女優としての輝きは薄い。

09/12 ワイセツじゃない大学教授だってきっといるはず。

09/11 健さんに腕時計を贈られたい。


ムッキー

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