ムッキーの初老日記
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2003年02月19日(水) 神のみぞ知る�△發離好乾ざ�然


不思議な偶然の話のついでに、今日はものスゴイ偶然の話を。

19歳の時、足の部分がクリップになっている
アライグマのマスコットを手に入れた。
色んな所にしがみつかせられる、体長7,8センチのヤツ。

これは友人みんなでボーリングに行った時に
小林君(仮名)という友達が
「次のゲームトップになったやつにこれをやる!」
と差し出したものだった。

当時はそういうマスコットが珍しく、みんな欲しくて夢中になった。
中でも一番夢中になったのは私で
それまで10人中7番くらいの成績だった私が
神がかり的にストライクを連発。
ダントツのトップになり、見事そのマスコットをゲットした。

「モノがかかるとスゴイ力を発揮する女」
「物欲の鬼」

と呼ばれながら手に入れたそのマスコットを
私は当時乗っていた愛車のシフトバーにしがみつかせた。

一目見た瞬間から、なぜだかそれが欲しかった。
そしてヘタなボーリングでトップになり、入手した。
「これは私のお守りだ」
という気持ちが初めからあった。


それから15年後の事。
車は変わっても、そのアライグマはまだ車の中にあった。
ボロボロに変形し、もうアライグマなんだかねずみなんだかわからない姿で。
15年間大きな事故もなく無事に車を運転できたのは
このアライグマのお蔭だ、という気持ちがあって
どんなにボロになろうとも、手放す気になれなかったのだ。

でもその日、ふとアライグマに目が行き
あまりのボロボロさ加減に
「そろそろ引退させてあげるべきなのかな」という気持ちが湧いた。

2代目を探して世代交代をさせてあげようか。
15年も頑張ってくれたんだから、それもいいのかも知れないなあ・・・
運転しながら、なぜかアライグマの事ばかりを考えていた。

でも2代目と言っても、最近こういうマスコットも見なくなった。
さがして見つかるといいんだけど・・・。


そんなことを考えてるうちに、私はある店の駐車場に着いた。
そして、車を空いてるスペースに停め、ドアを開けた。



その時。



降り立ったその足元に




クリップ型のマスコットが落ちていたのだ。




「・・・・」



アスファルトの上に、私の足先30センチの所に、
新品のマスコットが落ちていたのだ。
大きさはアライグマとほぼ一緒。
それはコアラの形をして
背中に「AUSTLARIA」の書いてあった。

そのマスコットを拾い上げ、しみじみと眺めた。

こんな偶然ってあるだろうか。
オーストラリアで売られていたのであろうそのコアラのマスコット。
日本人に買われ、日本にやって来て、お土産として誰かの手に渡り
その人がこの店にやって来て、駐車場で落とし
そこに「こういうマスコットが欲しい」と思ってる人がやって来て
そのマスコットが落ちているすぐ脇に車を停める確率って
いったいどのくらいだろうか・・・?


私は神がかり的なものを感じ、ちょっとぞっとした。


「お前、ウチに来るためにオーストラリアからやってきたんだね。」

今、私の愛車には、初代のボロボロアライグマと
この駐車場で拾ったコアラが、仲良く一緒にいる。
コアラはまだ新人なので、アライグマに引き継ぎをしてもらってる所だ。
もう数年一緒にいるので、そろそろアライグマはリタイヤさせてあげたいが
20年近く一緒にいると、離れがたくて困る。


私にストライクを連発させたのは誰か。
その15年後にコアラが落ちてるスペースに車を停めさせたのは誰か。

それも神のみぞ知る事なのである。





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◇◆ご存知オッサン君◇◆

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