ムッキーの初老日記
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| 2002年08月02日(金) |
クイズハンター奮戦記�� |
クイズハンターの形式は、25枚位のパネルがあり、各パネルに 「芸能」「地理」「歴史」「ことわざ」などとジャンルが書いてある。 正解するとパネルごとに色々な賞品が頂ける。この商品には値段が付いている。 パネルが全部開いた後は「ハンターチャンス」というコーナーになり 正解すると他のチームが獲った賞品を奪えるのだ。 最終的に賞品の合計金額が一番多いチームが優勝。 優勝者には最後のクイズが出され、それに正解すると旅行がいただける、というものだ。 ちょっと違うかもしれないが、まあだいたいこんなところだ。
一問目。まずは柳生さんが選んだジャンルは「テレビ」。
「わんぱくフリッパー、海のトリトンに共通する動物は、さてなんでしょう?」
ピンポン!「はい、従姉妹ペアの、ムッキーさん!」
「イ、イルカ!」
ピロロロロン!「正解です!」
やった!賞品は、なんと30万円相当のダイヤのリング。
よし!いい感じだ。この賞品金額が高いほどいい。30万はきっと今日の最高金額だ。
だが・・・
見ると出るとでは大違いだということをこの後思い知った。
解っていても、ボタンが押せないのだ。
いや、押しているが、一歩遅れる。どんどん番組は進行してゆく。
そうなると焦りが出て、ますますボタンが押せなくなり、
この後仲良し従姉妹ペアが答えられた問題はたった3問!
しかも、その賞品は「ジャンセンのポロシャツセット」とか「ティッシュ1年分」という、
金額の安い、どうでもいいようなものばかり。
古の出場者達よ。今まで馬鹿にしてた私を許してくれ。
だが私達には「30万のリング」ある!
この後のハンターチャンスで誰かの高額商品を奪えば、優勝も夢ではない。
ハンターチャンスは5問。その1問目。
例のまげわっぱ夫妻が正解し、私達の虎の子、30万円のリングを奪っていった。
他のチームには「温泉旅行券」や「テレビセット」などの高級賞品が
たくさんあるにも関わらず、リングしかいい賞品がない、私達から。
「オホホホ、ごめんなさいねえ」と笑いながら。
情け容赦も人情もない、このまげわっぱ夫妻がニクイ!
何が何でもリングは奪い返す!復讐に燃える仲良し従姉妹ペア。
そして最後の問題。チャンスはやって来た。
「香りがよく、堅くて丈夫な性質から、古来より湯船などに使われる木材は何でしょう?」
わかる!答えは「ひのき」だ!これだけは絶対遅れるもんか!
ボタンを押そうとした瞬間、従妹のまゆが一歩早くボタンを押した。
よっしゃ!まゆ!おまえもわかったか!行け!さあ答えるんだまゆ!
「ハイ!従妹ペアの、まゆさん!」 柳生さんの声が響く。
まゆはマイクに顔を近づけ、大きく息を吸い、答えた。
「大理石!!」
ゴーーーン(゜▽゜)!!
ブブーー。
不正解のブザーが虚しく響いた。
結局、優勝したのは30万円プラスで合計80万相当の賞品を獲得したまげわっぱ夫妻だった。
収録後、「ムッちゃんごめんねごめんね」と半べそのまゆ。
泣くなまゆ。君のせいじゃない。
誰のせいでもありゃしない、みんなクイズハンターを甘く見ていた二人が悪いのさ。
帰り、応援団のみんなに食事を振る舞い、重い足取りで家路についた。
どんよりとした空気の中、シュー・トメだけが元気だった。
数日後、ティッシュ、トイレットペーパー、キッチンペーパーが1年分詰まった
でっかいダンボール箱が何箱も届き、狭いアパートを占領し
私は何日もかけ親戚知人に配りまくった。
そして1ヵ月後のオンエア。
見たくもないと思いつつ見た私の目に映ったのは、
「ごめんなさいねえ」と言った時の、まげわっぱ夫人の小憎らしい顔と
あんなに化粧したのにライトで飛んでしまい、まるで素顔のように見える
のっぺらぼうの従姉妹ペアの顔であった・・・。
 今も、参加賞のマスコット「じゅうべい」が
ヨレヨレになりながらも、棚の上で笑っている。
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