| 2005年10月17日(月) |
雨・・・・?まだ降ってるよ・・・(ウィスパー) |
朝から雨です。 最近読んでいた本がこうなんていうか、暗いっていうかそんな風に言っちゃ駄目なんでしょうけどそんな風なので恐ろしげな夢を見て怖かったのですハイ。 おおお2度も起きてしまったよ。
↓ツォンとルーファウス。今まで全く興味を示していなかったのだけど(オイ)カダルーを考えていたら思い浮かんだので。メテオ後(こればっかりじゃないかYO) 社長、絶対すごい怪我したと思うんだけど。だって目の前で爆発だよ?私間違いなくお亡くなりになったと思っていたよ。それがあんなにACで出張るとは・・・おおお・・・・すげぇ。 ACは大人になったなぁ・・と思うけど、7のあたりでは社長ってまだまだ子供だと思います。そんな暴君社長を書きたいなぁと思ったんだけど、ツォンさんに某N江さんが被るような・・・そうでもないような・・・・
冷たい空気が頭の芯まで冷ますようだった、鎮痛剤を飲んだ頭の中はどこか明瞭とは言いがたくそれがルーファウスを微かに苛立たせもする。 彼の後ろには一人影のようにひっそりとツォンが付き従っている。下がれといえば会釈一つで言われたままにするだろう、否、怪我をしている事から引き下がらなかったかもしれない。全く面倒だ。それも微かな苛立ちをうんで、頬をなぶる空気に冷まされる。 世界は静まり返っていた。 太陽が一つ、空にゆったりと輝いている。人々の頭上を昼も夜も脅かした醜い太陽は潰えた、今あるべき姿に戻った天がまるで何かが足りないと思ってしまうくらいに長く恐怖をこびりつかせたあれは。いつしか恐怖も雲のようにたなびき消えて行くだろう、たとえそれが今ではないとしても。 世界は静けさを取り戻しつつある。 ルーファウスはその静寂に耳をすませるように目を閉じる。こびりついた熱、微かに火照った眼球が熱を逃がそうと潤ませるそれを瞬く事で散らした。 少し熱があるのかもしれない。 「静かだな」 「そうですね」 短く、声が返る。 「世界は戻ったが、神羅は終わりだ」 皮肉ではなかった、口をついた。本社は壊滅し重役のほとんどは死んだ、ルーファウス自身もまた、生死不明とされている筈だ。事実上、終わりを告げたようなもの。 「いいえ」 ツォンの声は静かだった、まるで世界に溶けるように。ゆっくりと飲み込まなければルーファウスはその意味を理解する事ができなかった、たった一言の静けさを。 「ルーファウス様はまだおられます」 この男の堅苦しさは苦手だった。レノのように人を気にしない言動も好きではなかったが。 まるで岩壁のように厚く、ツォンはまた言った。ですから神羅はまだ終わったとは言えません。 「ならば此所で、今終りにするか」 皮肉も絶望もない。今ルーファウスは自分がただ在るだけだ、とふと感じた。今まで思ってもみなかった事、戸惑うように刹那跳ね上がった一拍の鼓動は傷が微かに疼くからだ。 「本気でおっしゃっているのですか」 「ああ」 「私はルーファウス様のお側を離れません」 「タークスも解散だ。」 止めどない、けれど激昂はない、全く変わりのない口調は空気に溶け流れそしてまた呼吸する度に体に染み入る。 「下がれ。レノ達にも伝えてやるといい」 軽く背後に向けて、追い払うような仕草をした。動く気配はない。ルーファウスは少し苛立って来ていた。物事があまり思い通りにいかない事を、彼は望まない。たとえ今ここが思い通りにならない世界の最果ての丘であっても。 「私はあなたについていきます、ルーファウス様」 厳かな囁きは、気がつけばすぐ背後にいた、振り向くと車椅子が悲しげに泣いて体と頭に痛みが張り付く。 「下がれと言った」 鋭い言葉は熱を内包し思った程には響かない。 きぃ。車椅子が鳴る。 ツォンに再び背を向けた。 頭の芯が真綿にくるまれたように分厚く膨張している。目頭は鈍く痛み、無理やりに眠気を誘おうと瞼が閉じようとしていた。 「下がれ。すぐに戻る」 苛立っていた。背後でツォンが軽く頭を下げたのがわかる。微かに遠ざかって行く気配がする。 ルーファウスは目を閉じて冷たい空気に包まれる事だけを考える。 世界が軋みをあげるように一度、強く風が吹き付けた。 何もかもが不可能な世界でも忠実でなければならない男。その男は頑として意見を曲げなかった。馬鹿な男だ。 熱が頬に溢れ出していた。伝い落ちる熱が冷めたら、もう一度ツォンを呼ぼうとルーファウスは考えていた。
|