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2004年09月05日(日)   ソウルドロップの幽体研究 Spectral Speculation of Spil-Drop/上遠野浩平

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<生命と同等の価値のある物を盗む>奇妙な予告状が届いた高級ホテルの一室で、強大な権力を持つ老人の影武者が殺害された。そして、厳重な警備の中、なぜかキャンディがひとつ失くなっていた。サーカム保険の調査員伊佐俊一と千条雅人は、”ペイパーカット”の仕業と認定。傍目にはどうでもいいとしか思えない物を盗み、同時にその人の命を奪う――謎の怪盗を追う二人は、同じ予告状が届いた巨大ホールへと向かう。五日後に開かれる天才女性歌手の追悼ライブで怪盗が何を起こすのか!?(裏表紙より抜粋)
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新しいシリーズです。
シリーズにならなきゃおかしいよ!というところで終っていて、結局ペイパーカットって何もしてないじゃん!なのです。
ブギーさんと同次元の話らしく、時系列はジンクス・ショップの後と見受けられます。
他にも、伏線らしきものがアチコチにばら撒かれているので、きちんと回収されることを願います。
伊佐と千条のキャラクタもかなりおいしいし、早く自作を…。



「(略)我々だって、誰一人として信じることなどできない。だが――そうなんだ。いつもだ。どうでもいいとしか思わない物しか盗まれず、そして――同時に誰かが死んでいる。それがペイパーカットの顕われ方なんだよ」


上遠野浩平:ソウルドロップの幽体研究 Spectral Speculation of Spil-Drop,p.34,祥伝社.















ゆそか