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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2018年11月05日(月)
Vol.875 チョコミントの衝撃

おはようございます。りょうちんです。

過去を振り返ると、それまで名前すら聞いたことがなかったのに、ある時突然現れて、あまりのおいしさに絶大な衝撃を与えてくれた食べ物がいくつかある。キウイフルーツ、ブルーベリー、チーズフォンデュなどなど。最近ではバーニャカウダもか。今じゃ当たり前のように定着したものも多いが、何と言ってもその代表格はチョコミントのアイスクリームだ。
俺とチョコミントアイスとの最初の出会いは、高校1年生の秋。その日、別の高校に進学した中学の同級生から学園祭に呼ばれた俺は、彼女がやっていたアイスクリームの模擬店を訪れた。密かに俺が好意を抱いていた彼女におススメを聞くと、彼女は「チョコミント!」と即答した。実は俺、甘いものは大好きなくせに、唯一チョコレートがあまり得意ではない。チョコレート自体ほとんど食べないし、チョコを使ったケーキやクッキーは敬遠しがちだ。だからその時も定番のバニラ味に魅力を感じたが、せっかくの彼女のおススメは無下に断れない。食欲増進にはけしてならない水色のアイスクリームをコーンに乗せてもらい、ひと口舐めて驚いた。
最初、歯磨きかと思った。スーッと鼻に抜ける強烈なミントの風味のあとで、口の中いっぱいに広がる甘味。俺の苦手な濃厚すぎるチョコのきわどさはなく、むしろ時々舌で溶けるチョコチップが絶妙なアクセントになって、俺は心から感激した。あまりのおいしさにおかわりしてしまったくらいだ。チョコミントの衝撃を受けた俺は、その日を境に当分の間チョコミント以外のアイスクリームは食べなかった。あの頃、いろんな味のアイスクリームが続々と登場したが、結局チョコミントを超えられなかった。
今年の夏、メディアの影響からか、チョコミントが再注目されたらしい。そんな中、チョコミント味のカップケーキが売られていたので、思わず購入してみた。水色に焼かれたスポンジにチョコチップが散らしてあり、食べると確かにスーッとしたミントの風味が感じられるのだが。うーん、何かが違う。やっぱり、チョコミントはアイスクリームに限る。