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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2004年12月08日(水)
Vol.531 ざぼんを食べる

おはようございます。りょうちんです。

フルーツはなんだって大好きな俺。寒くなってきたこの季節、コタツでみかん食べ始めると止まらなくなってしまったなんてことも、過去には何度もある。ちびっこの頃は爪の中が黄色くなるまでみかんを食べ続けて、親に怒られたこともあるくらいみかんは大好物だ。最近じゃみかんに限らず、オレンジやグレープフルーツやいよかんやスウィーティーなどなど、いろんな柑橘類を簡単に手に入れることができて俺もうれしい限りなのだが。
その日も実家で弟とみかんを食べていると、母が「ざぼんもあるけど、食べる?」なんて聞いてきた。先日遊びに行った母の友人の家から、おみやげでもらってきたものらしいのだ。ざぼん。別名ぼんたんとかぶんたんとも言うその果実を、実は俺はまだ見たことも食べたこともなかった。そんな聞き慣れない名前を言われても、いよかんみたいなものを想像した俺だったのだが。母が出してきたのを見て、俺は驚いた。俺の想像をはるかに超えて、でかいのだ。ボーリングの球くらいあるといっても過言ではないくらいの大きさで、色も鮮やかな黄色。「大きいから、みんないる時に食べようと思って…」なんて、母も笑っていた。
さてこのざぼん、手では到底むけない。弟がナイフを取り出して、まずは半分に切ってみた。中の白いふかふかの皮が非常に厚く、実の部分まではずいぶんある。もっとみずみずしいのかと思ったのだが切っても果汁が滴り落ちることもなく、ピンク色の実はさわやかな香りがしてすごくおいしそうだ。「ゆず湯みたいにこのままお風呂に浮かべちゃえば?」なんて言ったらみんな笑っていたけれど、あとは小さくカットして食べてみることにした。
味ははっさくに似ている。適度な酸味がとてもおいしい。みかんと同様、ざぼんを食べることが止まらなくなった俺らは次から次へと手が伸びた。あんなに大きかった果実もあっという間になくなってしまったが、さすがにみかんを食べるよりはパワーを使うなと思ったりもした。ざぼん、結構気に入ったかも。