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| 2003年05月12日(月) ■ |
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| Vol.307 母が病に倒れてから |
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おはようございます。りょうちんです。
入院している母に会いに行くと、ベッドのそばに4つものカーネーションの花束が置いてあった。花瓶に活けてあるものやバスケットに挿してあるものなど、色とりどりの花が飾られていた。花を育てることが好きだった母のために、弟や弟の彼女、それにいとこたちが持ってきてくれたらしい。そうか、昨日は母の日だったんだ。仕事のせいで俺はそんなことをすっかり忘れちゃっていたので、今日も何も持たずにお見舞いに来てしまった。 母が病に倒れてから、早くも3週間。おかげさまで、すこしずつではあるが回復しているようだ。まだ退院の見込みはわからないけれど、調子の良い日は何とか自分の力で歩けるようにもなり、看護婦さんに付き添われながらも病院内を散歩したりしている。俺も父も弟もそれぞれ仕事があるので、毎日みんなでお見舞いに行くというわけにはいかないが、誰かしら必ずは母のもとに行くようにしている。タイクツな入院生活を送っている母は、会いに行くたびに家のことを心配するけれど。でも大丈夫。どうにかみんなで協力しあってやっている。 俺の目から見て、母の入院をきっかけに、父も弟もずいぶん変わった。いっさい台所には立たなかった父が、お米を研いだり洗いものをするようになった。弟も、朝は自力で起きるようになったし、しかも自分のお弁当まで作っているという。洗濯や掃除も、それぞれが分担してやることになった。たまに失敗もあるようだが、意外と楽しんで家事をしているようにも見える。離れて暮らしている俺は仕事の合間を縫って実家に帰り、彼らのサポートをするだけなのだが。母がいなくなって男だけになり、最初はどうなることかと思ったけれど、結構なんとかなるものだ。 昔、実家にいる時は、おなかがすけば自動的にごはんが出てきたし、洗濯物もいつのまにかきれいになっていた。それはすべて母のおかげ。いつだって俺らは母を頼っていた。でももうそれもできなくなった。近い将来、いつか母が帰ってきたら、今度はみんなで母を支えてあげなくっちゃ。
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