いぬの日記
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6日の深夜26時に、つまり今日の深夜2時に茜さん宅にお邪魔して、そのまま朝6時までテレビを見させてもらいました。 ケーブルテレビ、時代劇チャンネル、巷説百物語「七人えびす」「陰神たぬき」と、「京極夏彦インタビュー」。 日記のお誘いに、「いいの?いいの?本当にいいの?」などと言いながら図々しく最後まで居座ってました。 はははは。この正直者め・・・ごめんなさい。 そのくせ、眠気に勝てずに途中1時間くらい寝飛ばしました。 あわわわ。 茜さんの時間奪っといて、すみませんでした。 でも、久しぶりに見た巷説百物語の映画はやっぱり面白かったです。 そして、時代劇へのこだわりや、小説書きの作法を語る京極夏彦はとても面白かったです。 あんなに喋ってるのを見るのは、トップランナー以来だよ。 あー楽しかった・・・。 「ありがとう、かなり幸せを感じる」などと口走るくらい楽しかったです。 途中、ものすごく一方的に語ってしまってすみません。 「又市の鈴」当たったら報告します。 又市の鈴、とは、後巷説百物語の帯マークで応募できる、読者サービスです。 又市という御行坊主が持っている鈴が、抽選で50人に当たるのです。 50人か、少ないなー。
本日、りー。さんと観る銀英伝祭です。何度目だか忘れました。
Vol.28「夢、見果てたり」 第一期外伝「朝の夢、夜の歌」 第一期外伝「汚名」
今回は何だかんだと大変で、私はこの祭のために計一時間くらい自転車で走り回りました。 前回の祭の際、3本目のビデオが劣化してて見れなかったのですが、その後デッキ本体の調子がおかしくて。 レンタルショップのにいちゃんによると、古いビデオを再生したとき、ビデオのカビなどがデッキに付着して、デッキ自体の調子が悪くなることがあるらしいです。 そういうわけで、ア@ファでビデオクリーナー貸してもらったのですが、作動せず。 ちょっと、オイ、どういうこと。 ビデオクリーナーも古い型なんで、合わないかもと言われ。 うわあ忌々しい。 仕方ないので桜のレンタルショップまで自転車飛ばしてクリーナー借りてきました。 結局、開始から一時間後くらいに、やっと普通に見られるようになりました。 安いからあんまり文句言わないけど、ビデオクリーナーは買い換えようよーアル@ァ。
今回は、最終巻だけいきなり見ることになったので、集中できなかったら勿体無いなーと心配していたのです。 しかし、気づくとはたはたと滴る涙。 うわー・・・。 なんかもー、今回が一番泣けました。 テンションが一番上がったのは他の巻だったけど、一番取り乱したのはやっぱり最終巻。
うーん、これはやっぱり、前回の祭のうちに、続けて見たかったな。 記憶が生々しいうちにラストまでどどーっといって、号泣して浸りたかった。 感動できるフィクションは、感動するために見てるんだから、一番感動できるやり方で楽しみたいです。
銀英伝は、一話ごとに予告とスタッフロールが流れるOVAなのですが、予告の締めは決まり文句があって「銀河の歴史が、また1ページ」と落ち着いた低い声で語られるのです。 それが、最終巻最終話の予告締めだけ、「銀河の歴史も、あと1ページ」で、りー。さんと秋田いぬに悲鳴を上げさせました・・・。やられた・・・まさか密かに伏線張ってたなんて・・・くそー寂しいじゃないかー!!言葉だけ見ると間抜けなようですが、怒涛の展開にテンションが上がりつつある時にそれを聞くと、本当にやられます。
同盟軍と陣を構え、いざ猛攻を、というところで病に倒れた皇帝ラインハルト。情報を得た同盟軍は、皇帝の旗艦ブリュンヒルデに肉薄して皇帝に直接交渉を試みます。つまり、旗艦に艦を突っ込んで、突入して、迎え撃つ帝国軍の兵士たちをなぎ倒し、血まみれになって皇帝の元へ向かうという作戦。
作戦かよそれ・・・。しかし、物量的には確実に負けている同盟軍がもしも惨敗以外の結末を迎えようと思ったら、確かにそれしかないのです。それは、ヤンも知っていて、だからこそ奇策を弄して皇帝の旗艦を捕らえようとしていたんですね。
突入した同盟の人たちは、ローゼン・リッターとシェーンコップとポプランとユリアン。 シェーンコップが死ぬことは知っていました。 だけど、まさかローゼンリーッターもほとんど全滅するとは思ってなかったです・・・。
銀英伝を見ていて、いいなと思うのは、華々しい艦隊戦とともに、肉弾戦もきちんと描いていて、死を決して簡単に美しく描かないところです。 人の死は重くズッシリとしていて、ぶつかりあう肉体は、生々しく鈍重です。勝っている人間を見ても、ああ人を殺している、と思うばかり。人を殺して、正気を保っていられる、それは戦争だからで、私が見ているのはそういうものなのだと、嫌でも思わされます。軍人たちばかりでなく、一般市民の死や、テロに巻き込まれて死ぬ人たちもそうで、戦争の中で実際に大量の人が死んでいることを忘れさせてくれません。ああ、たくさんの人が死んでいる、と何度も何度も思ってきたので、この戦争の終結には、思うところありすぎです。
そして、多分恐ろしいほど多くの帝国軍人を倒して、ワルター・フォン・シェーンコップも死にました。この人は、生き方も死に方も自分で選んだと言って笑うのでしょう。それが、たとえ選択のしようがなくて与えられたものであっても、この人は自分の意思で生きてきたと誇らしく言うでしょう。少なくとも、決して臆病でも卑怯でも惰弱でもない人で、弱いところを誰にも見せたことがない人でした。彼は、彼の望むように生きてきたんだといいです。ほんとに。ヴァルハラで、ヤンに嫌味でも言われてください。 「100歳まで生きるんじゃなかったかい?シェーンコップ中将」 「あなたのいない世界は、思ったよりも退屈でしてね。戦争も終末に向かってきたし、最後を締めるのは若い者に任せて、一足先に休もうと思いまして。いいだけ暴れさせてもらったし、面倒な始末は高みの見物に限りますよ」 「おや、まだ愛娘の結婚を邪魔してないじゃないか」 「問題は相手の男の甲斐性でしてね。もしも育ての親に似てしまったら、私が100歳になるまでにプロポーズできるか怪しいものですな。待っとれませんよ」 「カリンはとてもいい子だね。ユリアンの側にいてくれる人がいて、本当に嬉しいんだよ私は」 「誰もあの坊やのことなど言ってませんよ」 「おや、じゃあ誰の話をしてたんだい?」
しまった、楽しい。
うーん、頭が疲れていて、全然まとまりません。 とりあえず今は、書くの止めときます。 駄目だー。 最終巻は怒涛のストーリー展開で、揺さぶられすぎて、何から書いていいやら。最終巻の話だけでも書こうと思ったけど、今は無理です。 むー、この日記はいずれ書き直します。 すみません。
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