いぬの日記

目次


2004年02月15日(日) 長いぞー

昨日は追い出し行事と追い出しコンパでした。
バレンタインと言うことで、または数人でお金を出し合ってお世話になってる先輩にチョコレートをあげている女の子たちとかもいました。普通に自分で買ったチョコをあげてる人もいました。彼氏がいるのに「あっそういえばチョコあげてないや!」と言う人もいました。

後輩の女の子が私にもくれました。
うわー、2年前の私はこんなことしようとも思わなかったよ。
なんて可愛いんだ。

私は数年ぶりに、血縁以外の異性にチョコあげました。
138円の赤ポッキー。大変お世話になった先輩に。
『とっても秋田いぬらしい』と言われて複雑な気持ちになったり。




追い出し行事は大変いいパーティーでした。
出来すぎなくらい、上出来な結果を残し、しっかりもので面白かった先輩たち。
お疲れ様でした。
あなたたちはとても、素敵でした。






すっごくお世話になった、今でもお世話になっているOGさんに、またご迷惑かけました。
怒るのって難しいし、困難だし、面倒くさいし、楽しいことなんてちっともない。
怒られる側だったときは分からなかったけど、上級生になって恩の大きさをちょっと知りました。
とかいって、全然恩に応えられてないのですが・・・。

2・30回くらい「あんたが理解できない。全然理解できない。全く分からない」と言われました。
「理解しようと思って色々考えて試したけど、全然分からない」
理解されなくてもいいや、とか、他人を理解することなんてできない、とか思ったりもします。
理解しよう、と考えるのは心配してくれてるからであって、それがどういう種類の責任感であっても、ありがたいし、申し訳なく思います。ごめんなさい。言ってくれていることは分かるし、自分でもその通りだと思います。言ってくれなきゃ分からなかったことが私には多すぎて、あなたには頭が上がりません。
でも、「理解できない」を何十回も言われると、さすがに私も凹んだらしいです。
聞いてるときは、(そうだろうなー、私も自分で良く分からないし、こんな真剣に考えてくれてすみません)とか、思ってたくらいなのですが。一晩たってもその言葉が澱のように残っています。

バイタリティがあって前向きで一生懸命で、無理してでも必死で頑張ってやりとげてしまう人で、それは、その人の能力がずば抜けているというよりも、責任感が強くて、自分の楽な範囲以上にいつもがんばっているからで。すごいと思うし、尊敬します。でも、だから、ちょっと傲慢になるのも仕方ないかなと思う。もちろん、その人は歯を食いしばって、私がゆるゆるしている時に辛いのを我慢していた人で、たやすくそんな凄い人になったのではないのですが。

上手くいえない。
理解できないと言われて、悲しいのとは違うのです。
理解しようとしてくれたことが嬉しいから。

ただ、私は、今よりももっといい人間になりたいし、バリバリやれるようになりたいし、頑張れる人になりたいし、責任を果たせる真面目な人になりたい。
なりたいけど、だらけたり怠けたり、ゆったりしたりのんびりしたり、自分の楽しみを追及したり、そういうことを上手く出来るようになりたい。

それは、今の私とは本当にかけ離れていて、自分の意思でそれが出来る人、という意味です。

今の私は、意志も何もなくて、ただうずくまっているだけ。
何もしようとしていないし、しようともしていない。



本当に、言葉を発するだけはタダ!と言わんばかりの暴言です。
どの口でほざいてるんだか。
わたしを知っている人、不快になったらすみません。




そして、結局のところ、先輩の言ってることは正しいと思うのです。









あっ、何で日記書こうと思ったか忘れるところだった!
イサ兄かっこいい!!!を書こうと思ったのでした。

<週刊少年チャンピオン>

「曲芸家族−サーカスファミリー−」(みさき速)
面白い。
「特攻天女」のシリアス抜きの味わいです。
キャラクターは相変わらず、さりげなくちょっと変質者のよう。
倫理という言葉は主人公天の周りの世界観に存在しないらしいです。天の中にだけ存在する・・・。
殺伐とほのぼのが共存する、カテゴリとしては、…ギャグ?なのか?
ギャグネタではないけど、毎回ネタが仕込んであって面白いです。
前から面白いなと思ってたけど、今週号見て単行本を買おうと思いました。
イサ兄かっこいい。
高村と遊佐を足して真性サディストを添加して2で割ったようなキャラ。
イロイロな意味でホンモノ。
真性Mササメさんが彼に惚れるのは分かるが、イサ兄がそんなにササメさんを好きだったってのは解せん、と思ってたのだけど、今回天に嫉妬したところを見てやられました。
いい男に、いたずらっぽく舌を出されたりすると、コドモかよかわいいよコンチクショウ!と思いません?
ササメさんは事故でお亡くなりになって、霊感少年らしい天の目にしか見えないです。イサ兄が他の女と遊んでるのが悔しくて悲しくて、成仏できずにいつもイサ兄の側にいます。イサ兄は、自分には見えないササメさんをいじめるために、わざわざ天の目の前で他の女といちゃついたりして、打ちひしがれたササメさんのせいで天が霊障起こすのを見て、喜んだりしてます。一見「天をいじめて楽しんでる」ように見えるけど、実は「ササメさんをいじめて楽しんでる」のですね。死んだ女相手に、さらに痛い愛。さすが。



以下は、秋田いぬの妄想を通して読む今週の「曲芸サーカス」です。
多少なりとも本作とは異なる点がありますので、ご注意。
ネタばれ、妄想が嫌な人は読まないが吉。





天はイサ兄に言います。

「ササメさんが泣いててかわいそうだから、女遊びを控えてササメさんに好きだって言ってあげて」

「なんで、死んだ相手をいつまでも好きでいなきゃなんないの?」

(返す言葉もなかった。だって、恋人を失ったのは、自分ではなくて目の前のこの男だからだ。好きな人が死んで、もう会えなくて、いや実はここにいるけどその姿は俺にしか見えないし。そんな人に言う言葉なんて、自分は持っていなかった。)

ショックを受けて黙り込んだ天ですが、イサ兄の妹分のマチが来て言います。

「いい加減にしなさいよ、嫌がらせも。いくら天に嫉妬してるからって」

そこで、泣いているササメさんの姿を見ることができる、言葉を交わすことのできる自分に、イサ兄が嫉妬の気持ちを抱いているらしいことを、天は初めて知るのです。
イサ兄は何も言わず、ただちょっと笑って舌を出して見せました。
くうっ、かっこいいっ。

(死んだ女相手に、まだこんなに好きだなんて、格好悪くて言えやしない。だけど、どんな女と寝てもアイツを忘れられない。それが事実。アイツの涙を見て、アイツの泣き声を聞いて、アイツの言葉に応えられるお前に、大人気なく嫉妬したりしてる。悪いケド、嫌がらせくらいさせてくれよ。)


あー、かっこいいよイサ兄。そして天はエライとばっちり。ほんと、いい迷惑。
毎週かわいそうだけど、今回もやっぱりかわいそうだ。

伊沢みたいなキャラも出てこないかな。
私は伊沢が大変好きなのだけど。

作者の倫理観が気持ち悪くなければ、この人の漫画は面白い。
キャラクターも、回を追うごとに面白いキャラになっていくし、大抵負ってるものが重かったりして、端役まで、複雑で味わい深いキャラばっかり。
ストーリーも刺激的で展開も面白い。
今のところ一話完結で、天少年の不幸をめぐるほのぼの話ばかりやってるけど、今後はシリアスな展開もあるんだろうな。楽しみだ。


「元祖!浦安鉄筋家族」
いつも読んでないけど、たまたま今回読んだら面白かった。
お父ちゃんの家庭内禁煙作戦を実行する妻。
徹底振りと、エスカレートぶりが面白かった。
やっぱり絵が怖い。

「エ イ ケ ン」
いつも読んでないけど、久しぶりに読んでみた。
これは「オヤマ!菊之介」の後をつぐ流れだと思うんだけど、女の子が全く魅力的に見えないのが不思議でしょーがない。
単行本が重版になってるのが更に不思議でしょーがない。
「オヤマ!菊之介」は、女の子がかわいくてエロいので面白いと思ってた。
でも、「エイケン」の女の子の身体は、人体の不細工さを妙にデフォルメして描いているように思えて、それがツボだって人がいるのだ不思議でしょーがない。
あの漫画が大好きだ!て人の意見を是非聞いてみたいです。
漫画世界の女の子の、生々しさのないなめらかな曲線の身体は、可愛いと思うんだよねー。
あ、でも「オヤマ!菊之介」の作者の次の連載「えん×むす」はあんまり面白いと思わなかった。
相変わらず絵は可愛かったけど、話が悪趣味だと感じた。
まあ、2・3回しか読んでないので、面白さは分からないのですけど。

「無敵看板娘」
すっごい面白いってわけじゃないけど、何か好き。
容赦ないところが好きなのかな。格闘シーンは分かりやすくて上手いと思う。
最強の畜生と、心優しいあまり全身タイツに身を包んで変態呼ばわりされた男の、ちょっとイイ友情。

「虹色ラーメン」
前に立ち読みした回で、主人公がものすごく不遇でかわいそうで、びっくりしたことがある。
ライバルの謀略によって、友達が全員彼のことを裏切り者扱いして、彼のいた場所に戻ってくるのを拒否するのです。
一時は、誰一人として彼を信じようとしなくて、本気でかわいそうだった。
その後もまたかわいそうな目にあってて、瓦礫にうずくまる彼はなんかもーかわいそうでたまらんかった。
今回は、多分そろそろ最終バトルらしい大勝負、インスタントラーメンの具を考える!です。
勝つといいなあ。これで負けたらもっとかわいそう。
多分最初から読んだら面白いだろうな、この漫画。
料理漫画は、普通の料理で始まり、最後はトンデモ漫画になるのが普通だと思う。
それは、すでに料理ではないのでは?!とか、うわぁ全く味が想像つかねえ?!とか。まあイロイロ。
連載も終盤に近づいているというのに、真面目で堅実に料理しているのが好印象。

「Switch(スウィッチ)」
普通に面白い。
すごく面白くはない。
ナナシに向かってためらいもせずに銛を打ち込んだつーさんが素敵。

「Am a Boy」
これは面白い。立原あゆみはやはりすごい。
「本気」も読んでみたいな。絵も慣れれば、読める、なんとかかっこよく、見えないこともない。
この人の絵は、ガタイのいいゴツイ男も顔が少女漫画のような繊細さで、うへえと思っていた。
短期集中連載で、前回の「Am a Boy〜恐竜は2時間前まで生きていた〜」も確か3・4話くらいで終っていた。
今回はその続き。
テーマが青臭いけど、好き。
真剣な顔で愛とか語っていて、いいですよ。
前回の連載の「恐竜は2時間前まで生きていた」の意味が分からなくて、それだけが知りたくて読んでたのだけど、ラスト近くで説明されて思わず感心してしまった。
中学生の息子と愛する妻を持つ、ちょっとヤンキー上がりのやり手サラリーマンが、息子の思春期の危機と何故だか時を同じくして、中学生くらいの男の子に変身してしまうという話。
中身がオッサンなケン「少年」が、なかなか極道っぽくてかっこいいです。



チャンピオンのヤンキー漫画とスポーツ漫画は全然読んでない。
多分読んだら面白いとは思うけど、一回読むくらいじゃ話が分かりにくくて面倒くさい。


目次



My追加