こんなこと・あんなこと

2003年03月14日(金) 雨後の筍

入門コースのテキストの短文入力に出てくるのですが、読めない方、多いんです。
今日も、私といくつも変わらないSさん。「あまごの、の後ろの字は何と読むのですか?」
「それねえ、うごのたけのこだよ」。「へえー、聞いたことなかった」とおっしゃる。
「それでなくてもどんどん伸びる筍って、雨の後はもっと激しく出てくるわけで、とにかくわけもわからずどんどん出てきてしまうようなことのたとえだよ」とお伝えしたのですが、広辞苑によりますと「わけもなく相継いで出てくる物事のたとえ」とあります。

もう一つ、「腐っても鯛」という例文も出てきますが、これも「腐っても鯉」と入力したり、正しく入力できても、「腐って母袋」と文節の長さを調節しなければならなかったりとか、皆さんあれこれお悩みです。
ちなみに、「腐っても鯛」は、大辞林によりますと、「本来上等なものは、たとえ腐ってもその品格を失わない」ということです。

「雨後の筍」や「腐っても鯛」って、もう絶滅危惧種の言葉なんですかねえ。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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