たまの日々

2002年11月20日(水) 夜は短い

冬は、
すぐに日が暮れてしまうからすきじゃない。
夜が長いから、すきじゃない。
さむいからすきじゃない。
ひとりで過ごす時間はほんとにすきじゃない。

私は、
本当にすきなひとがつらくなってしまうのが解っていても、
なお自分の幸せを追求するひとにはなれない。
そういうひとを、
うらやましく思ってもそうすることはできない。

私のたいせつなひとは、
みんなみんな、
不完全でもいいから幸せでいてほしい。
曇りのない笑顔でいられるように、
私にできることはささやかだけれど。

やさしさと弱さはそっくりだ。
強さと、無言は良く似ている。

やさしく、強くありたい。
けれど、弱く、無口にはなりたくない。
どうしたらいい?
せいいっぱい、
私にできること。

夜は長い。

何も見えない、
この瞬きの間に、
星は流れ朝が来る。
だから私の願いはかなわない。

それでも、
私のたいせつなひとたちは、
それぞれしあわせであるといいと思う。

そんな夜は短い。


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