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2005年06月06日(月) 生贄の気持ちと遊戯王再放送第61話「魂のブラックマジック」


2000年前に生贄にされたミイラの本を読んでいます。

ミイラの故郷はエジプトじゃないけど、その国では神への捧げモノとして動物ではなく人を生贄にしていたそうです。
エジプトでは神のチカラを得るために「食人」したと、どっかのパピルスに書いてあるらしいですが(第18王朝より昔だよ)、神様に願いを聞いてもらうのも大変だな〜と思いました。

私が読んでいる本の生贄さんたちは、ちょっと残酷な殺され方をしています。
むしろ苦しむ様子さえも神様へのご馳走として差し出しているんじゃないかな〜と思うほどです。

そんな本を読んでいると、千年アイテム誕生の経緯を思い出します。
煮えたぎったルツボの中に人を落とし込むという方法は残酷なのか? それとも慈悲ある方法なのか?
まぁ…命を取られる方の身としてはそんな悠長なことなど考えられないでしょうが、千年アイテムについてもうちょっと深く考察しようとすると、やはり見過ごせないテーマです。
まぁ…ボチボチとその辺も考えていきたいです。


ライン


遊戯王再放送第61話「魂のブラックマジック」


今日のお言葉−王様&パンドラ

    王様:
      なぜお前を励ましてくれた恋人を信頼しなかったんだ!? 
      今からでも遅くはない! お前のまごころで彼女に訴えれば!

    パンドラ:
      ( ´_ゝ`)ノ はっ(笑) しょせん 子供 ですね。
      世の中は非情なモノです。信頼などでは何もなしとげることは出来ません!

王様の言葉を「子供の理想論」とばかりに、一笑に付すパンドラに拍手!(゚∀゚)ノ
良いよねぇ〜この「子供」というセリフ! 賛辞を送りたい。
これは原作にはないセリフなので、武上さんのオリジナルみたいです。

私は遊戯王キャラに関してはずっと「子供らしさ」を持ち続けて欲しいと思っているので、こんな風に王様を子供扱いするセリフとか聞くと、「我が意を得たりぃぃぃ」とガッツ・ポーズしちゃいます。
特に色恋で王様に説教されたくないよなぁ〜(笑)


昔から「ブラックマジシャン、苦手です」と言っていた私ですが、マハードの存在を頭に入れながら第61話を見ると、今まで自分が思っていたことは間違いでもないし、と言って正しくもないな〜と思いました。

何度も書いているんですが、私がブラマジを苦手だと言い続ける根拠は、
「王様のために死ねるチャンスを待ち望んでいるヤツ」
…というのがあって、それはこの第61話を見たことがキッカケでした。

ブラマジは王様のためなら死ぬ覚悟が出来ている。
それは実際、マハード時代に自分の身と共にバクラを葬ろうとした行動を見ていても分かります。
あの時の忠誠心を抱えたままブラックマジシャンになったマハードは、精霊になってもやっぱりいざとなれば命を賭しても王様を守る気満々。
特に彼は「命を投げ出す美学に酔っているようなトコロがある」ので、そこが私にはダメポイントでした。

でも今回、ギロチン台に寝かせられたり、十字架にはりつけになって、恐怖に顔をこわばらているのを見ていると、「あぁ…彼も死は恐いんだな…」という気持ちが感じ取れて、ようやく自分の中で「これからはブラマジが苦手だなんて言うのやめよう」と思いました。
どうも「命を大切にしないキャラは苦手」というのが自分の中ではあるらしいデス。


二人のブラックマジシャンがバトルし、それぞれダメージを受けて消滅した瞬間、すぐに『死者蘇生』で復活させるシーン。
迫力ある展開でこの回の目玉ですが、正直にいうと原作の方が断然、テンポが良くて面白いです。
音も動きもない原作ですが、緊迫感に魂ごと持って行かれる快感は高橋先生のスゴイところです。
読んだことのない人はぜひとも読んでいただきたいです(゚∀゚)ノ


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