遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
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2004年07月01日(木) 第211話 「新たなるステージ」


第211話 「新たなるステージ」
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【今日のお言葉】

    アク爺 「(乱心の理由を話せ!と王様に言われ…) ふっ…何を偉そうに…(ニヤリ)」


今日はアク爺が大活躍でした(*^_^*)。
壊れ方がとにかく素晴らしい!
どす黒い欲望に満ちた邪念が顔からオーラのごとく立ち登り、こっちは心臓がバコバコするほどその迫力に引きこまれました。
王様の事を徹底的に見下しているトコロも素敵!
「今日のお言葉」で取り上げたセリフも良かったけど、もっともっと言葉で攻めて王様をヘコヘコにして欲しかった。
そしてファラオを侮辱するアク爺を見て、深く心を痛めるセトも見たかったな…。
この辺りの微妙な人間関係をもっと切り裂いておくと、後で面白味が出てくるんじゃないかなぁと思いました。

アク爺の壊れた顔が好きなので闇の大神官に変身しちゃうと、顔が隠れてしまうのがちょっと残念。
それと声がイマイチ…。
私は普通にアク爺の声で闇の大神官を演じて欲しかった。
エコーを効かせすぎで、せっかくの美声が台無しだ…(-_-;)

闇のRPG…原作では首をかしげる設定だったので、アニメだとどうなるんだろう…と思ったけど、意外に分かりやすい展開になっていてホッとしました。
まぁ…ゲームの場所が異空間ってあたりが残念です。
個人的にはどこかの神殿内部に設置された、あやしげな(エジプトチックな)デザインのテーブルを使ってデュエルして欲しかったです。

バクラの笑い声…素☆敵!
アク爺の笑い声も地の底から湧いてくるような感じで、本当に上別府さんがアク爺を担当してくれて良かったです。

★勝ち誇ったような王様の声で前説発動!★
    バクラと神官団の闘いは
    死霊たちのチカラを得たバクラの
    圧倒的優位に展開していた!
    カリムが倒れ…もはやオレたちもこれまで!と思われた時
    オレの父…アクナムカノンの魂が
    死霊を冥界へと導いてくれたんだぁぁぁ(パパ。サンキュー)
    今だマハード! ディアバウンドにトドメを刺せ!
    勝負あったな!! バクラ!!!


    バクラが大笑いするシーンとか目をギョロっとむくシーンは迫力あって良かったです。
    今日の内容をアク爺vsバクラとするなら「アク爺圧勝」でしたが、絵だけで見るならバクラの方が破壊度は高かったですね(^-^)
    絵は安定していたし、構図も良かったし、演出も良かったしで久しぶりにバランスが良かったです。


    本田が迷い込んだ「語り部の部屋」は大爆笑でした。
    歴代のファラオは皆ミニスカ…。
    なのにアクナムカノン王だけガウン着ているし(^_^;)
    王様の姿も彫られてましたね。もちろんミニスカだよぉ〜ん♪
    あれって即位した時の姿を彫るんだろうから、ガウンを着ているトコロからすると、アクナムカノン王が即位したのはずいぶんと年齢が高い頃みたいだな…。
    先先代が長生きしたため王子の時期が長かったのかもしれないな。
    そのせいで年の割にスレてなくて正義感ばかりが強い…観音王はそんな人なのかもしれないな…と妄想。
    あと古代エジプトでは人物を壁画に描くときはデザインに決まりがあるのですが、アニメスタッフはその事を知らないようですね。アクナムカノン王の足先が正面向いているのは変です。
    足先は横に向け、肩は正面。そして顔は横向き…。これが決まりなんですが…。
    なんか目立つところが適当なんだよな…。
    もうちょっと勉強して欲しいよ…お願いだから。

★王様の名前を探すため、急いで王宮に戻ってきた愉快な仲間たち&ボバサ!★
    杏子:結局…またここに来ちゃったわね
    表くん:もう一人のボクの名前の手がかりがあるとしたら…やっぱりこの王宮の中だと思うんだ!

      もう一人のボク…キミがゲームに勝つためには失われた名前を手にしなくちゃダメなんだ!
      やっと分かったんだ…
      ボクたちがこの世界に来たのは
      失われたキミの本当の名前を見つけるためだって!
      だからお願い…ボクたちをこの王宮に入れて!
      もう一人の…ボク…


    表くんが王宮の門に触れると、手は門を通り抜けた!

    入れるよ! 大丈夫!! 入れる!!
    行こう!! もう一人のボクの名前を探しに


    今日の表くん…「もう一人のボク」というセリフがやけに色っぽくてドキドキです(*^_^*)
    王様のために手助けできると分かった時から必死に行動する様子が可愛いです。

    本田も良い感じにバクラしていて、ちょっとダークな態度やセリフに新たな魅力発見!!
    菊池さんの黒い笑い方がすごく素敵で、このアニメオリジナルの設定には感謝しちゃいます。
    猿ロボットを演じたり、本田バクラを演じたりと意外に菊池さんに求められるスキルって高いですよね(笑)

★アク爺の素敵なセリフを大量にゲットだぜ!!★
    マハードの攻撃を受け、息も絶え絶えなバクラ…

    バクラ:待ってろ…今、貴様らの息の根を止め、すべての千年アイテムを奪い闇のチカラを手に入れて見せる
    (ふらつき、倒れ込むバクラ) うぅぅぅぅ…クソ…
    王様:無駄だぜっバクラ!! 残りの千年アイテムがオレたちの手にある限りゾークの封印が解き放たれる事はない
    バクラ:うっ…うるせぇ…(千年アイテム(三角錐、秤、輪)を石盤にはめ込む)
    王様:(その様子を冷ややかに見つめながら…)諦めろ…バクラ! お前の負けだ!


    アク爺 : ふふふふふふふっ…それはどうかな!!(暗闇から登場!!\(^O^)/)


    セト:アクナディン様!
    アク爺:ふっははははは! これで蘇生の儀式に必要な物はすべてこの場に揃った!
    セト:あれは…シャダの千年錠! どういう事ですか!? アクナディン様
    アク爺:ついにこの時が来た!! ふはははははは

    突然、盗賊王バクラの身体からピンクの人魂が射出された!

    バクラ:(我に返ったように…)ここはどこだ!? オレは一体何を…あっ…はっ!? 何だ?
    (突然、バクラの手が砂に変わり、サラサラと形を崩していく…)
    バクラの声:ご苦労だったな…お前はもう用済みだ
    王様:この声は…
    バクラ:どうなっているんだ? たっ助けて !! た・す・け…(服だけを残し砂と散ったバクラ)
    バクラの声:必要のなくなった駒は消えるのがルールなんだよぉ! あひゃひゃひゃ!!


    アク爺の『それはどうかな…』 (/o\)渋すぎます…惚れた

    バクラから抜けたピンクの人魂がゾークの思念なのかな…。
    我に返ったバクラのセリフを聞いていると、一体、いつ頃から操られていたのかな…とちょっと考えたり。
    王様が即位した日から、ずっとゾークに洗脳されていたってこと?
    あの時、兵士に墓泥棒の罪で護送されていた時は、弱そうな感じだったから本来のバクラがあの程度の悪人だったって事なら、今、王様とプレイしている”バクラ”はどっから湧いて出てきた人格なのかな…。


★王様を侮辱するアク爺に萌えました(/o\)素敵♪爺パワー★
    バクラの様子に唖然としていると、物陰からヨロヨロとシャダが登場! 

    シャダ:アクナディン様…それは…私の千年錠 お返し下さい! アクナディン様
    アク爺:ええぇい! 離せ! この死に損ないが!!!(シャダを突き飛ばす)
    シモン:アクナディン殿! 何故このような事を! 乱心したか
    王様:これはどういうことだ!? アクナディン! 理由を話せ!
    アク爺:ふっ…何を偉そうに
    セト:アクナディン様…今のファラオに対する言葉…たとえアクナディン様とて捨て置けませぬ
    アク爺:うるさいわ!!(突然、セトの身体が光り、身動き出来なくなる)
    王様:どうした!? セト!!
    アク爺:うへへへへ(笑)! ああへへへへ(笑)!!
    時が来たと言ったはずだ! (王様や神官団に変な魔法をかけた!)
    どうだ…動けまいファラオ…
    王様:何をした…アクナディン (あっ、こら!変なトコロを触るな!)
    アク爺:あははは! ぬはははは!! 時の支配者…大邪神ゾーク様のおチカラにより時は止められた…
    今この時…行動が許されているのはこの私だけなのだよ!
    ふっ♪ ファラオになる資格もない青二才が!!
    千年錫杖+千年タウク! そして最後の一つは…ここにある!(己の目から千年眼を引き抜くアク爺)
    すべての千年アイテムは今ココに揃った!!

    バクラの声:…アクナディンよ…すべての千年アイテムを石盤に収めよ

    王様の疑問: 『何故だ』 を連発(笑)

      何故だ! 何故、バクラは死んだのに闇のゲームは終わらない
      それに何故、砂になって消えたはずのバクラの声がいつまでも聞こえる…
      何故だ!…何故、バクラを倒したのにオレの勝ちじゃない
      何故、時が止まる
      一体いつまで続くんだ?…この闇のゲームは!
      …ゲーム?… そうか! これは!!!

    アク爺が千年アイテムをすべて冥界の石盤に収めた瞬間、黄色い光が石盤から拭き上がったぁぁぁ!!

    アク爺の言葉責め…。ピンクで強調してみました。
    あれだよね…アク爺はずっとセトの方が王様より数倍、ファラオとしての資質があると思っていたから、ここに来て一気に腹に溜めていたモノが吹き出たって感じです。
    いくら兄を尊敬していたとしも、その子供も尊敬できるかっていうと、やはり出来ないですよね。
    まぁそれが自然な感情だとは思うけど。
    アク爺は深い所で兄に対して劣等意識を持っているから、その辺りからも臭いガスが漂っている気がします。


★闇のRPGがどんなモノかを説明★
    バクラ:やっとゲームマスターとして目覚めたようだな…遊戯!(寝顔が可愛かったぜ!)
    王様:バクラ…ここは!?(まさか寝室!?)
    バクラ:ここか? そうだな…さしずめ神の領域とでも言っておくか。
    こここそ究極の闇のゲームの正体 「闇のRPG」 だ!
    そう…ゲームの舞台は古代エジプト
    遊戯…貴様がファラオとして生きていた3000年前の世界はこのフィールドに再現されてる
    オレたちゲームマスターはキャラクターを操り…勝利条件をクリアすれば勝ちってわけだ

    王様:ならば…オレのキャラクターはファラオ。そしてお前は盗賊王バクラ
    しかしそのバクラが倒れた今、オレの勝利条件はクリアしたはずだ
    それが何故!?

    バクラ:残念だったな…遊戯。
    7つの千年アイテムが冥界の石盤に収められた瞬間、ゲームは新たなステージを迎えた
    当然…勝利条件も変わったんだ
    オレの魂は冥界の石盤に宿り、大邪神ゾークとして蘇るのさ!

    王様:つまりゾークを倒さない限りオレの負けということか
    バクラ:負けるだけじゃねぇんだよ…。
    お前を捜しに千年パズルの迷宮を越え、ゲームの世界に入り込んだお前の大事な相棒たちすべてがあそこで死ぬ…。
    死んじまうんだよ…
    大事な相棒たちを助けたかったら…お前はオレに勝つしかねぇ

    【みんなが動けない理由】

      『マスターアイテム』 の効果

      【停刻(ていこく?)の砂時計】−このアイテムがフィールドに出ている間、バクラが認めたキャラ以外の行動は禁止される

      【逆刻(ぎゃくこく?)の砂時計】−時の巻き戻し

      【降邪(こうじゃ?)の砂時計】−7つの千年アイテムが冥界の石盤に収められた時に発動!
      この砂がすべて落ちきった時が大邪神ゾークの復活の時



    アク爺がついにアイテムを石盤に収めた!! と思ったら、突然、場面が変わる…この辺の展開は本当に面白いですよね(*^_^*)
    王様の寝顔をじっと見つめていたバクラが気になりますねぇ〜。
    おもわず見とれちゃいましたか!? (/o\) こっそりチューとかしてたりして♪

    3つの砂時計の名前が聞き取りずらかったので、適当に字を当てました。
    特に最後の『こうじゃの砂時計』って何?
    「紅茶の砂時計」とか「降砂の砂時計」とか浮かんでは闇に消える言葉たち…真実はどこにあるんだろう…。


★アク爺とゾークの取引を実況中継★
    アク爺:大邪神ゾーク様…どうか我が願いをお聞き下さい!(聞いて聞いて!!)
    ゾーク:神官…アクナディン…我と闇の契約をするためにお前がここに来ることは分かっていた…
    なぜならお前こそ千年アイテムを生み出した張本人なのだからな…
    アクナディンよ…世界を支配する我が魂の奴隷となる変わりにお前の望みを叶えてやろう…
    アク爺:はっ! 我が望みはただ一つ! 我が息子セトを新たなる王とすること!!
    ゾーク:その願い聞き入れた…我がチカラ受け取るがよい! アクナディン


    このシーンでセトは自分の父親がアク爺と知ってしまうんですが、愕然とした表情が印象的でした。
    しかしこの状況で父と名乗られても、気持ち的には”いたたまれない”ってトコロでしょうな…。
    オマケに自分を王に据えるために邪神と契約を交わす情けなさ…。
    罪人に対しても憐れみを見せていた清廉な人…。
    そんな尊敬する師の激変ぶりにセトは相当のダメージを受けたんじゃないかな。


★バクラの言い分、王様の言い分★
    バクラ:遊戯…貴様は覚えちゃいねぇだろう…着々と歴史は再現されているんだよ
    多少…細かいトコロは変わっちゃいるがなぁ…
    3000年前の歴史が再び繰り返されていることに変わりはねぇ
    そう…あの時、貴様は自らの命を道連れにして復活したゾークを封印した
    だが…今度はそうはいかねぇんだよ…
    大邪神ゾークを復活させ世界を破壊と滅亡の楽園に塗り替えてやる

    いいか! これは神々のゲームだ! ゲームの上ではオレたちは神様だ!!

    バクラ:このRPGを制する者は全知全能の神って訳だ
    王様:バクラ! 貴様と一緒にするな!
    オレは神になどなるつもりはない! 
    オレは仲間とそしてこの世界をどんな事があっても守ってみせる!(だってボクはヒーローだから!)

    バクラ:勝手にほざけ遊戯! オレはこの世界の邪神となり破壊と殺戮の限りを尽くしてやる
    そしてお前に見せてやるのさ! この世の終わりってヤツをなぁ…
    もう遅いんだよ! 破滅へのカウントダウンは始まっちまってるんだからな


    赤で印したところ…ちょっと泣きました(T_T)
    史実の王様はこの時に死んじゃったのね…メソメソ…メソメソ…うわぁ〜ん(泣)

    バクラの望む「破壊と殺戮」…ありがちな願望だけど、どうしてそれを王様に見せたいのかが疑問。
    クル・エルナ村の事はどうでもいいような事を言っていたけど、まだ復讐したい気持ちは残っているのかな…。
    残っているからこそ阿鼻叫喚の世界を王様に見せて、苦痛に歪む顔でも拝みたいって思っているんだろうな。

    ハサン…素敵。
    スゲー身体が綺麗。
    肉食してますって身体ですなぁ〜。
    身体だけ見ているとカリムと兄弟でも良いような気が…(*^_^*)



★★★次回予告★★★
    ファラオの失われた記憶の世界
    そこが本当にゲームの世界だったなんて
    神官たちもアタシたちも
    ここではゲームの駒ってこと?
    大邪神ゾーク復活のカウントダウンが始まる中
    闇の大神官となったアクナディンは
    セトを次のファラオにしようと誘惑するの
    それにしてもボバサ…あなたのこの世界での役割って?


    次回 「闇の大神官」
    おたのしみに!


    ★★★次回予告★★★


    記憶の世界にたどり着いた海馬くん
    ウロウロと王宮を歩いていると
    果物を食べまくっているボバサを発見!
    美味しそうに食べ続けるボバサを見て
    海馬くんも自分の空腹に気がついたみたい

    海馬くんに気がついたボバサは
    手招きして自分の隣に座らせると
    そっと桃を差し出すの

    その桃の柔らかな手触りや、
    白いウブ毛を見ていると
    もう一人の遊戯のアラレもない姿が浮かんできて…


    次回 「桃☆尻☆王 ああぁ〜早く遊戯に会わせろ!!! オレも我慢の限界だ!!」
    おたのしみに!



作画監督=平川亜喜雄
脚本=前川 淳
絵コンテ=中村憲由
演出=鶴田 寛


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