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2003年02月07日(金) 剛三郎の誤算

原作を26巻以降、まだ読んでません(T_T)
そんないい加減な状況ですが、アニメだけで感じたことを『脳内整理』するつもりで書きます。

そもそも「海馬瀬人」という攻め攻め人間が生まれた原因ってやはり剛三郎の誤算が
大きく影響しているような気がします。

チビ瀬人が剛三郎にイカサマチェスを挑んだこと…。
その理由って『剛三郎がチェスに強かったこと』、そして『チェスを愛するコイツなら自分のゲームに対する
萌え心を理解してもらえるんじゃないか』と期待したことかな…とか…。

そう…オタクっぽいがチビ瀬人は剛三郎の中に『同じ萌えを持つ者』という仲間意識を感じ、
おまけに金も、権力もあるということから、「どうせ養子になるなら『コイツ』にしよう!」
っつーことで、剛三郎に勝負を挑み、イカサマをしてまで養子にしてもらった。

金だけだったら、頭の良い彼のコト、いくらでも大きくなってから稼げるでしょう。
モクバのために、早く裕福な暮らしを…と焦る気持ちもあったとしても、モクバの証言からすると、
施設でもそこそこ楽しくやっていたようなので、惨めな気持ちで施設暮らしをしてきた…という
感じでもない。

チビ瀬人は剛三郎ならゲームという萌えを通して、共に未来へ向かって歩いていけると信じた。
そしてこのおっさんを信頼した。「息子」として受け入れてくれると…。

でも剛三郎の思いは違っていて、チビ瀬人は単に金目当てで自分に取り入ったと思った。
だからコイツの価値を高めて利用してやろうと思った。

そこが誤算だ。

剛三郎はそんな彼の心情などつゆ知らず、チビ瀬人を突き放した。

幼少期に勉強させられているシーンが強烈(首輪にムチだったから…(^_^;))で、
ひょっとして性的虐待があったかも…と想像させられるけど、私はむしろ、それさえもなかったので、
瀬人さんはさらに剛三郎に対して深い溝と孤独を感じていったのかなとか思ったり。

私の想像だが、もしそんな関係を剛三郎が迫ってきたら、彼はスンナリと受け入れて、
反対に肌を合わすことで剛三郎と自分はつながっていると、乙女チックな発想で申し訳ないが
感じたかもしれない。

海馬家に入ってから少しずつ、想像していた「親子像」が崩壊していき、
会社の道具としてしか見てもらえない存在…、
おまけに自分が開発したバーチャルリアリティ具現化システムを軍事目的に使われてしまい、
この時はっきりと「進む道の違い」を知り、もうこんな奴は必要ない! と踏ん切りをつけたのかもしれない…。
(高橋先生の話だと今もこだわり続けているコトになりますが…(^_^;)
まぁ、私の勝手な文章なのでサラッと読み流してください)


これを書くにあたり、キャラ本の高橋先生インタビューを読み直し、
「海馬瀬人」と「剛三郎」の関係を考えてみた…。
私はアニメ・乃亜編でだいぶ洗脳されているので、
原作はどんな感じでこの親子を描いているのか興味アリ。


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