| 2024年02月26日(月) |
「PSYCO-PASS SS Case.1」 |
2012年にスタートしたオリジナルTVアニメ PSYCHO-PASS サイコパス 一期が度を超えて面白かった続編群です。 今回のものは その4部にあたる劇場版。
『PSYCHO-PASS Sinners of the System』 正義は、歪んだ世界を照らす。 Case.1 罪と罰
2117年冬、 公安局ビルに一台の暴走車両が 突入する事件が発生。 その運転手は青森にある特別行政区、 《サンクチュアリ》の 心理 カウンセラー・夜坂泉だった。 しかし取調べ直前に 夜坂の即時送還が決定する。 監視官の霜月美佳は、 執行官・宜野座伸元らとともに 夜坂送還のため青森へ向かう。 そこで待っていたのは、《偽りの楽園》だった。
近未来のシリーズでこれほど長いのは攻殻以来。 面白さはやはり最初のシリーズに帰結してしまう。 圧倒的な内実の1st season それ以降は、得てしてその(追従)で 最初の衝撃を超えられない
これは何でもそうだと思う
それ以降に超えられないのだ
それでも超えてきたものもある
青春ブタ野郎シリーズはそのひとつだ シリーズを通して 泣きどころがあるのは完全に抜けている
さあ今作のPSYCHO-PASSはどうだろう 残念ながら超えられない 超えてない ファンだから見てるけれど やはりそれは(ファン)だからだ あの感動を超えてくるかもしれない期待 そうは言っても 作り手の熱量はシリーズを通して変わらない これがサイコパスシリーズの凄いところだ いつも、一番良かった台詞を探す
「誰もチカラでは動かない。 動かせるのはね、こころなのよ」
監視官 霜月美佳のこの一言に決めよう☆ とはいえ… 霜月にはどうしても感動がこない。 どう考えても台詞はこれなんだけどな。。 本物の感動がくるには 霜月はシビュラシステムに心を折られすぎた なんとも惜しい
それにしても1時間でひとつの物語を 決着にもっていく構成力は凄い もちろん大人の都合はつけられているけど、 それにしたって不自然が少ない 秀作だろう
戦争がおわらない現在 その《チカラ》にねじ伏せられようとしている、 今わたしたちの《こころ》がどれだけのものか ほんとうのこころに従える者が どれだけいるのか とても不安になる
まわりを見るよりも自分を見るのが先だろうな まわりがあってのこころより こころからまわりがあるような
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