断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2024年01月02日(火) 「プロメア」

1月2日。
3DCG映画が正月に地上波放送された。
いつも度肝を抜いてくる会社の劇場映画。
期待しないわけには… いかない!!


 『プロメア』   2019
  燃え上がるのは世界か、魂か—。

 世界大炎上。
 全世界の半分が焼失したその未曾有の事態の
 引き金となったのは、突然変異で誕生した、
 炎を操る人種《バーニッシュ》の出現だった。
 それから30年—
 攻撃的な一部の面々が《マッドバーニッシュ》を
 名乗り、再び世界に襲いかかる。
 対バーニッシュ用の高機動救命消防隊
 《バーニングレスキュー》の
 燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと
 《マッドバーニッシュ》リーダー・リオ。
 熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は—


さあ、どうなんだい? 面白いのかい?
しかし… これは、、輪郭がわからない!!
「絵」の輪郭がわからないのだ!!
たしかに挑戦的手法なのは間違いない!!
けどその映像は、、とにかく見づらい!!
物語も超早足すぎるけど
よくもまとまっているとおもう
おもうけど、、
早すぎるからには
主人公が単細胞でないと端折れなかったのか
とにかく強引に物語はすすむ
その進み具合からだろうか
映像から感じられる中身がおそろしくかるい
その動きはこのつくりかたでないと
できない圧倒なんだけど、、
それがどうにも《スカスカにみえてしまう》
おそらくは物語の密度がたりてない
展開が早すぎて 押し通しすぎて
見ているこちらの心が追いついていない
たぶんこうなったのも苦肉の策かもしれない
だって、、こうでもしないと
2時間じゃ《絶対に》おわらない!!!
そういうわけで
当時 物凄い最先端映像であろうはず、なのに…
ただただ、、流れていくのをかんじた
からだに入っていくのをかんじない
これが、、さみしさか

それにしてもCV作品とも言えるよね?
なにしろ、、松山ケンイチに堺雅人だ
まあ全体がそんな感じだったけどw
それが、よかったかどうかさえも追いつかなかった
そんな作品だった。。

台詞ひとつくらい(よかった)と残したい
だとすれば、終盤ふたりの掛け合いしかない!!
このシーンしか… マジでない☆

「そうだ、プロメアは人間の意思とシンクロする。
 僕が(すべてを燃やす)という衝動と!」

「俺の(人を救って炎を消す)
 ふたつの意思がひとつになるとき!」

主人公と敵対していた相手との
協調作戦でこの話は結末を迎えます。
人間の、人類のきぼうは、、
ここにかさねてあるんじゃないかな…
ひとりでは行けない、
お互いが平行線にならなければ
きっと何かがみつかる。
もしかしたらそこに、
見たこともないつよさがうまれるんじゃないか

 論破は 分断をつくる

論破じゃ戦争はおわらない
相手をねじ伏せるのは屈服させること
ただしさだけじゃ、安寧はおとずれない
相手のことをわかろうとするのを
決してあきらめちゃいけない
そういうことじゃないかな…

言ってることがわからないのは
答えようがない 尋ねようがない
声をかけようがない
こちらは笑って済ませられない
勝手に切られるのは
見限られたということだろう
これが、、さみしさか


燃え上がるのは世界でも魂でもない
大抵、一人で考えすぎただけだ


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Taisuke [HOMEPAGE]