断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2023年01月01日(日) あの島でのアンタ

◎2023年もよろしくお願いします◎

2023年 はじまりは、
2022年でもっとも心にのこった作品の紹介から
いきます!!


 『SONNY BOY -サニーボーイ-』
  新しい、ぼくらを見つける旅が始まる。

  誰もいない空っぽの教室、退屈な日々。
  それはいつもと変わらない夏休みのはずだった
  突如、異次元を漂流し始めた学校と、
  そこに取り残され、
  超能力に目覚めた36人の少年少女。
  なぜ? どうして?
  …次々と浮かぶ疑問の渦の中、
  理不尽に満ちた世界での
  サバイバル生活が始まる

  「少年少女」たちがたどり着くのは地獄か、
  それともユートピアか。
  忘れられない「夏」が幕を開ける。


なぜ1月1日にここからなのかは…
この作品が第25回文化庁メディア芸術祭、
優秀賞を受賞してしまい、
そしてなんとあろうことか、、
それを記念して?
元日に全話一挙放送しやがったからです—
なんという暴挙!!(爆)
一挙放送なんて そんな録画領域、、
自分の録画機に残されているわけがない☆
視聴はもちろん2回目になります、、が、、
あまかった
300分もの内容を(一気に)みると、
一気にみないと整理できていないことが
自分のなかにままあった。。
そう気付かされるのも
作品の内実がおそろしく複雑で、
シンプルで、繊細なことに起因して、
それを受け取ることができる仕掛けも
一瞬のうちだったりして見逃したら終わりだったw
続きで見ないと残滓が途切れてしまうものがある
現代の子たちにそれが響くかわからないけれど、
それをしんじる《何か》をしんじているのを
映像から感じずにはいられなくなる


 この《何か》が
 自分にとって外せない
 自分のダンスを踊っている理由に
 ほとんどちかかった



瑞穂の最後の台詞

「まあ、だいじょぶだよ!
 あの島でのアンタが まだ少しでも残ってるなら
 大丈夫だ」

震えてドッとなみだがこぼれる
ふしぎなかんかくが襲ってきた
SONNY BOYは、、すごい
おしえてもらえるものじゃないこたえが
各々の
ひとりひとりの
心のうちにきっと見えるだろう


この台詞にはみんなに響きうる、
物語をとおしてはじめてつうじる《何か》がある!
もし、人生で躓いたことがある人なら
大きな変化に身動きできなかったときがあるなら
苦しさをとおってきたひとなら


自分にとっての《島》は
《病院》にあたるのかもしれない


あの時の、自分の変わり果てた姿から
いまの自分になった、
なっていった時間を、
まだわすれてない

あの時の あの時代の自分に
今の自分になっていった《何か》がある

あの時が、あの時代が
今の見るもの感じるものに息吹を与えてくる
おもしろくない、とか
うまくいかない、とか
きれい、とか きたない、とか
うまい、とか へた、とか
そういうものでくべつできないなにかを


そうだ、この作品もおなじじゃないだろうか
だって この気持ちは


 ことばにしようがない


言葉にできない 適切な言葉に変換できない
だからそれを映像に託してあるのだ
最終話だけ見ても決してわからないだろう、あの
主人公・長良の最後の表情に

ああ、これは、、
これはもう、おどりじゃないかな


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Taisuke [HOMEPAGE]