断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年05月20日(日) 勲章の在り処は

わたしたちの楽屋に貼られていた1枚
セシリアからの激励でした―


 Good
 Luck

 Happy
 Dancing


思い知るのは、この何気ない一言のやさしさです
ないのとあるのの… 決定的な違い
真剣勝負の日です☆
この日のために練習と創造を重ねてきました!
【15:00公演】マチネ
わたしたちの出演はInterval以降のため、
それ以前の演目は見てもいいよ、とのことでした。
でしたが、、客席では見れないのでw
狭い舞台袖で とかでしょう。
そもそも そんな余裕はまったくないww

 マチネは「あっ」という間に終わった
 記憶が… ない!

そういえば、わたしたちが踊ったタイトルって、
一体なんだったんだろう(爆)
本気で「今更」な件なんですが、、
日本で練習を積んでいたときから知らなかった。
知らされてもいなかったw
もちろん inspired by fire、、なのはわかる。
その振付をこれまで踊ってきているんだから、
わからないはずもないw
だけどダンサーの了見からすれば、、
《別の何かがあるのならそれを読み取りたい》
なによりもこれが知りたいのだ。
振付家のイメージを間違えないために!!
それを知らないまま踊る恐怖ッッ
「いいんじゃない?」と「それいいね!」って
感性で強烈に完成しているリアル☆(超実話
タイトルは… 翌年の日本再演そのときまで、、
わからないままでした―

 『FLAME 〜ほのお〜』(2019)

まんま、、だったw
まんまだったかーーーーー
よかった!本当によかったよ!!
もし。もしも他のイメージがあったなら
そう思ったら、、ゾッとしたーーーーーーー
(※2020な今だから話せる後日談)
振付家は踊りをイメージに乗せているので、
これを言葉にすると違う、なんて場合は常です。
イメージは簡単に言葉にできません。
言葉にすべきでない可能性さえあります。
言葉になるなら踊らなくていいかもしれません。
したがって《簡単には聞けません》
これをわかってくれるのも同業者のみでしょうw
けっこうツライです 笑笑
さあ戻そう!
【18:00公演】ソワレ
ほのお振付でわたしに与えられたソロ。
このソロ部分は踊る速度が重大でした。
なぜなら音に合わせて踊っていないために、
速くも遅くも踊れてしまうパートです。
そういうわけでゲネプロで指示が出ました。
「流れている音のこの辺で踊り終えてね」
舞台に立ってはじめてわかる《この辺》ですw
この辺って、、どの辺、、 そう。そうです。
この辺を、調整する職業です!!
間違えたら全員の、次のタイミングが計れません。
自分以外の全員が床に伏している状況で、
そのうちの一人がソロの終わりを目視で確認。
踊り出すタイミングはそこです。
振付が決まっているものであれば、
現場リハーサルでそれを整えていくものです。
ダンスはその舞台空間に左右されます。
どれだけのスペースが使えて
どこからどこまで行けるのか。
踊りを展開する場所はどこがベストか。
どの踊りをどれだけの時間行使するのか。
それと常にたたかうものです

◎最高の瞬間を見てもらうために◎

わたしがマチネ公演で粘り切れなかったある部分、
そのソロ部分だけはクリアにしたかった。
しかしやはり、この《粘る》が問題です。
自分にとってこの粘り、膝の力を使わずには
通りません。 こればかりは押し切らねば。。
逆に上手くいきすぎて時間を使いすぎると、、
その後の時間修正では間に合いません。
それでもソロにおいて一番の見せ場と思っています
なんとかしたい。
Intergenerational Projectでは、
風の男の子とも最後には得難い風になれました
跳んで 走って 無尽に駆け抜ける風
もう最初の違和感なんてどこ吹く風ですw
共鳴が時間とともに成長しているのを感じます
ダンスって、、すごいぞ☆

こうして盛大に『FLAME』公演は終わりました―



 おわった…………



終演後、楽屋に観客のお母さんとその二人の子供が
わたしの前に現れました。
そのお母さんが話しかけてくれたのです


「あなたのダンス 素晴らしかったわ!
 私の男の子たちが目を離さなかったもの!
 小さい子なんて飽きたら見向きもしないのよ?
 それが魅入ってしまっていたわ!!
 ありがとう
 この子たちと一緒の写真撮ってもいい?」


めちゃくちゃうれしかったなあ…
最後まで踊れてほんとに、ほんとうに よかった
その言葉は、、墓場まで持っていきたい!!
ダンサー冥利に尽きる、最高の勲章です☆



勲章のその本当の在り処は言葉じゃありません

 きっと《その時その瞬間》そのもの、です

これからも 言葉にならない 確認ができない
その時その瞬間 のために
踊りを踊っていきたい そう思っています


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Taisuke [HOMEPAGE]