入院中にいただいた本たち読了の段w すっかり投稿し忘れてましたッッ 笑笑 まずは7月に読み終わったと思われる一冊からw 〜要点に挟んでるレシートでわかる読了日〜
『魔性の子』十二国記 小野不由美 どこにも、僕のいる場所はない―
教育実習のため母校に戻った広瀬は、 高里という生徒が気にかかる。 周囲に馴染まぬ姿が、 過ぎし日の自分に重なった。 彼を虐めたものが不慮の事故に遭うため 「高里は祟る」と恐れられていたが、 彼を取り巻く謎は、“神隠し” を体験した ことに関わっているのか。 広瀬が庇おうとするなか、更なる悲劇が… 心に潜む暗部が繙かれる、 『十二国記』旋律の序章!!
『魔性の子』その謎に迫る『風の海 迷宮の岸』 その時期、いっぺんに読み進めた模様w 大人が読んでもおもしろいファンタジー。 ※ぜんぜん痛快ではありません
もうね、ドロドロな感じ(爆)
この物語では周囲の人間がこてんぱんに死にます。 読んでてゾッとしたw 最終的には二百名あまりの死者を叩き出します。
死にすぎだろ!
その原因は 誰もが一度は考えるだろうこれ。 “どうして、自分はこんなところにいるんだろう” それをもとに、わたしたちの、人間の暗部が、 軒並み現実に引き起こす惨劇。 そんな小説ですw
もし、わたしたちに等しくそんなチカラあったら 世界には惨劇しかないかもしれん(爆)
仮に日本が銃社会だったりしたら アメリカよりもひどい惨事がおこる気がします 日本人ってそんな感じだとおもうのです
俺たちが簡単に銃を買えない世界サイコー!
“どうして、自分はこんなところにいるんだろう” 正直言って こりゃ大変な難題です 悩みすぎると大事件になりかねない問題です
若気の至りで自殺か、見てほしくて他殺か それは意外にもいろんな事件の共通項です
どちらにしても答えを出すのはわたしたち自身。 生きていく上で、その答えがどんなに大事か。 なんとなくそんなことが浮き彫りになりやがります
いやあ人間の暗部ってヤバい!
“間違って” 戻ってきた高里。 どこかで同じ思いをかかえていた広瀬。 決定的に違うのは戻れる場所があるかないか。 高里を救いたいと思っている広瀬の真実は、 おそろしくもわたしたちにあてはまってしまいます そんな広瀬に対する後藤の台詞。
「誰だって全部の人間に良くしてやれるんなら そうしたいさ! しかし順番を決めなきゃ いけないときもあるんだよ。 全員を好きだ ってことは、誰も好きじゃねえってことだ。 少なくとも俺はそう思う」
人が人を大切に思う情愛は貴いもののはず なのに、その裏側にはこれほど醜いものが 存在する。 人が人として生きていくことは、 それ自体がこんなに汚い。 そんなことを広瀬は思った。
読み返してみると後藤の人間分析力はんぱない。 広瀬のことは最初から射抜いています。 チェックはほとんど後藤の台詞でした(爆)
「この野郎消えちまえ!と思うのと、 相手のいない世界を夢見るのと、 いったいどこがどう違うんだ? それは表裏だ。 俺の言ってることが分かるだろう?」
分かりたくない、と思った。 そんな理屈は分かりたくない。 広瀬は首を振った。
いやあ深い!!
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