| 2015年10月03日(土) |
まったく異なるネズミーランド |
※あともう少しで終わる予定のつづきです “もう少し”ってほんとうに読めない言葉ですよね こんちくしょうッッ
臨死体験。 それは死の間際、こころが身体を抜け出し、 光り輝く美しい世界にたどりつくという体験です。 こころは死んでも存在し続ける特別なものだと 体験者たちは語ります。 その体験の最後に起こるとされる不思議な現象。 神のような存在に出会い、人生を変えるほどの しあわせな時間を過ごすという《神秘体験》を―
多くの体験者がそのとき見たことを 鮮明に記憶していた
そこでは私は光る存在と共にいました。 私は尋ねました「これは一体なんだ?」と。 その光る存在は身体も手も足も顔も何もない、 エネルギーの塊でした。 ほんのりと色がある、白くて金色の光でした。 それはとても強いエネルギーで 私自身と一体になっていました。 その存在と共にいると、 居心地の良い家にいるような感じがしました
死後の世界が存在する、 根拠としても語られる《神秘体験》 これを脳の働きとして解き明かそうという研究が 急速に進んでいた―
脳科学者は言った。 「人の能力、恋愛。 自分に関する知識やすべての体験は 脳の活動によるものです。 ですから、《神秘体験》も 脳の活動に違いないと思うのです」
謎に包まれたまま時代を超えて 世界中で報告され続けてきた《神秘体験》 何故、人は死の間際、 それほど強烈な体験をするのかー そして、死ぬとき心はどうなるのか 立花さんは、24年前には無かった 神秘体験研究の最前線へとすすみました!
なぜ人は最後の瞬間、神秘体験をするのか 知りたい
ミシガン大学医学部。 死の間際に感じる幸福感について世界で初めて 動物を使って研究している科学者を尋ねます。 ここでは 死ぬとき脳内で起こる変化を、 特別な手法で《測定》していた―
ネズミの脳に特別な測定装置を埋め込み、 脳内でどのような科学物質が出るのかを 細かく測定していたのである
もうね、ほんとうに… この手の研究はほとほと残酷なものです。 ネズミの最高峰はミッ◎ーです。 人類市場最大の存在のひとり。 その◎ッキーには絶対に施せない装置ですッッ 話戻します!!
ネズミに薬物を投与、心停止を起こします。 そのとき、脳の奥深い部分に出る科学物質を 詳細に調べた世界初の試みでした。 すると、これまでわからなかった科学物質が 大量に出ていることが見つかったのだ―
ジモ ボルジギン准教授 「これまで死に瀕した動物では脳内の科学物質が 驚くほど増加するといわれてきました。 さらに最近、脳内のセロトニンがわずかに増加 するのではないか?と報告されたのです。 そこで実験したところ、セロトニンを含む 様々な科学物質が 死の間際に30倍近くも 増加していることがわかったのです!!」
セロトニン。 それは激しい感情を抑え、 幸福感などの気持ちを作り出す脳内の科学物質。 この物質は麻薬などの使用によっても、 大量放出されます。 博士は、このセロトニンの大量放出による幻覚こそ 《神秘体験》を作り出している主要な原因なのでは ないか? そう考えていた―
「死が訪れる瞬間、 脳は非常に多くの科学物質の洪水に襲われます。 それは脳に何らかの影響をもたらすはずです。 脳の活動はすべて 科学物質に制御されているのです。 脳がこのように活動するのには 何か原因があるのでは?と考えています」
な、なるほどおおおおおーーーーーッッ 興味深い!おそろしく興味深い!!
わたし個人の考えでは、 死ぬときに苦痛を自らが取り除こうとする力、 言い方を変えれば、苦痛を切り離す、 または苦痛を手放す力なのではないか、 そうおもいました わたしたちのからだには その力が等しく そなわっているのだと、そうおもったのです
こりゃあダンスだわ
しかしこれだけでは《神秘体験》を、 すべて説明はできない、と立花さん。 たとえば臨死体験では何故、麻薬と違って はっきりとした意識があるのか? そして何故、神という共通のイメージを見るのか? 文化や宗教を超えて、 神のような存在を感じるのには、 何か共通の脳の仕組みがあるのではないか??
つづく
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