断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年06月11日(木) 術後 二日目

マニシアがお見舞いにキターーーーーーーーッッッ
ニューヨーク ダンス帰りに寄ってくれました☆
突然 太平洋横断してやってくる世界ッッw
そんなとき、病院のトレーナー s田さんがダンスで
求められる動きを聞きに わたしの病室で鉢合わせw
s田さんはダンサーの動きからわたしへのメニューの
作成にかかっていた― (通称:柴トレ)
今入院中はs田さんによる地味トレが課せられます!
s田さん「何を参考にしたらいいでしょうか?」
眼前にマニシアがいるので、わたしは何も言うことが
なかったw
楽チーnと思った刹那、、マニシアは言った。

 「バットシェバ舞踊団じゃないからしらね」

俺は吹いた
やばいッッ これじゃいきなり地獄の日々です!!
バットシェバはコンテンポラリーダンス界を牽引する
イスラエルのカンパニー!!
楽チンは楽チンでも合掌のほうでした… チーン
もうとんでもないスーパーな人たちの集団w
術後のわたしにいきなり言い渡される理想体型ッッッ
あの、、まずはリハビリだとおもうんですね。
この状態でどれだけ追い込ませるつもりですか―

◎一瞬で白目剥きそうになりました◎

こうしてバカンス気分は二日目にして潰えました。
けっこう頑張っていろいろそろえたんですけど。
早すぎる終わりだったとおもいます。
マニシアは続けます。

 「タイスケは真面目すぎるからね〜〜〜
  45度!…とかw
  そういうのをもっとフレキシブルに…云々」

はい… すみません。。
マニシア、そんなふうに思ってたのね(爆)
金輪際 聞けないようなタイスケ総合評価です!!
うわぁ〜〜 すっごい得した気分ッッ 涙涙

 「これまではバレエばりばり頑張ってたから
  これからは自由に踊ってほしいわ」

こんな風に今まで一度だって話したことなかった。
ほんとうに貴重な一日になりました。
この日、もっともうれしかった言葉はこれです。

 「ほら、わたしたちは
  《ダンス》を目指してるじゃない?」

この一言には大きな意味がありました
マニシアはわたしのことを《ダンスが踊りたい》と
いう人間だと察してくれていた

 自分が踊る、ということではなく
 ダンスが踊りたい
 自分を見てもらいたいんじゃなく、
 ダンスを感じてもらいたい

 「わたしたちは《ダンス》の力を信じてるのよね」

こんな声をかけてもらえる日がくるなんて、ぜんぜん
ぜんぜん思っていませんでした
なにしろ、わたしがド下手だった頃からを知られてい
る人物のひとりです!
とても、とてもうれしかった

◎はやく踊りたい 全力でそう思いました◎



感極まってたら、s田さんに不意をつかれます。

 「タイスケさん、じゃあ筋肉研究所サイトで
  《腹斜筋》を見といてくださいね〜」

s田さんはそう言って病室を去っていかれました。
わたしはおもいました。
あとで絶対、見たかどうかテストされるな… 滝汗

そうしてついに始まる柴トレ。超絶地味トレですw
これまでみんなが歯をくいしばってやってたのを横目
に通りすぎてきたものです 笑笑
今朝の院長回診でs田さんが院長に尋ねました。
 「いつから大丈夫ですか?」
院長は即座に言った。
 「今日から」
s田さん、とっても目が輝いてたなあw
なんとおそろしい…

筋トレは姿勢制御からはじまった。
腹式呼吸からの〜胸式呼吸。
腹式で呼吸を吐きながら目一杯に腹圧を入れます。
腹筋を押さえられて、かるく言われる一言w

 「まだまだぁああああぁぁあああぁあああ!!!」

こなくそッッッ

 「はい、そこ!! キープッッッ
  じゃあそのまま胸式呼吸ッッ」

ぬうおあ

 「まだまだ伸びる! あと1cm!!!」

ちくしょーーーーーーー


…そんな感じで(爆)

今まで、こんなに腹圧を意識したことなかった。。
かるく “死ぬ気” ですww
「あと3呼吸」をどれだけ楽に感じたことか… 笑笑
そして、わかった。

 姿勢は “骨” でつくるんじゃない
 “筋肉” でつくる

それは、天地がひっくり返るような発見でした
そう。 筋肉で姿勢をつくるのなら、、
筋力がなければ当然《出来ない》のだ―
これまでの人生、、
どれだけ骨に頼っていたか わかりませんッッ
深い。 これは深い!!!



術後二日目の今日。
手術した左脚に荷重をかけることは許されてません。
でもこの日、既にわたしは歩いていましたw
室内をはじめ、こっそりと。
しかし、そういうときにかぎって看護師に見つかって
しまいます。

 「まだダメでしょーーーー」

ほんとうにことごとく見つかりました。
なんと間の悪いことでしょうか。。
己、呪われてますね 笑笑

さて、そんな日のPTマッキーは多忙を極めていた―
入院患者には二度のリハビリ時間があります。
これこそが他の病院にはないアドバンテージ。
2回目リハビリ施術のときのマッキーは、マジで目が
閉じかかっていたww  尋ねてみると―

 「昼 食べてませんもんw
  しかもこんな日に限ってカップ麺しかなくて!
  お湯沸かして歯磨きまで換算したら15分じゃ
  ないですかッッ その15分が惜しくて。。」

えーーーっと、すごいね その商売!!(爆)
っていうか、かるく20:00回ってるんですけど―
仕方ガナイのでマニシアからいただいた、
スペシャル菓子《吸収のレモンケーキ》を投与。
長崎県産勇気栽培レモン使用!
レモン。レモンの香りが勇気を誘います!!
食べればわかるッッ
奇跡の復活を遂げたマッキー 笑笑
超美味いから当然ですw
そしてマッキーは結局それだけで職務を全う。
血糖値がPTを救う! 超安上がりです(ヲイ)
しかし、ほんとにここのPTは帰れません。
20:00回ってるとか日常のことです。
そんなPTたちを楽しませる存在。
彼らの趣味(地味トレ)を一手に引き受ける存在。
それが、わたしたちアスリートです☆

精一杯たのしませてやろうじゃないww


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Taisuke [HOMEPAGE]