プールでも例外なく《存在》が影響を及ぼす。 たとえば、誰かが行き着くのがスタートだったりw 人はそんなものを無意識的に “きっかけ” にしている。 最近それがわかった―
わたしは毎日初心者レーンでビート板バタ足の人です ビート板バタ足こそプール史上最強最低の技w クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ… そのいずれにも属すことのできない泳法です。 いや!泳法とも呼べないんじゃないか?? なにしろこれ以上ない最強の道具を使うんです!!
自分で浮こうとしなくていいんだものね
プールでこんな楽な道具は他にないでしょうw しかし、バタ足をやってみればわかります。 ただ ひたすらにバタ足です。
スピードは迷惑なほどに遅い 見た目以上にあきらかにキツイ そして人から見られる視線がイタイ
わたしは泳ぎにきているのではありません。 リハビリです。 リハビリと思わなければ、 ビート板バタ足なんてするもんかッッ(爆) ほんとうにやってみるとわかりますが、
圧倒的に退屈
だけど今の状態では致し方ない。 脚力目的ではこれが一番キツいんです!! バタ足がしっかりできるようになって、 キックできるようになって、他の泳法も試しました。 でも、他の泳法では足に意識を向けられません。 息継ぎをはじめ 手で水をえぐるほうにどうしても、 意識が割かれてしまうのです!
泳ぎ上手になるためにわたしは泳いでません
そんな4ヶ月を泳いできてわかったことがあります。 それは泳ぎの上手な人の特徴。 水泳をしている、あるいはしてきた人たちは―
とにかく動きがなめらか 無駄がない タイムを見る癖がある 休まずに泳ぎ続けている
上の二つはビート板バタ足では出来ないのでw 三つ目に焦点を当てました! 冗談で二つ目もやってましたけどッッ 笑笑 この頃わたしは《断続的》に泳げるようになっていた とにかく休まない。 泳ぎつづける。 気が付けばバカンス気分で泳いでる人たちを圧倒して いました 笑笑
正しく『ウサギとカメ』をやってたんです(爆)
ビート板バタ足が “上手” と言われることはない。 しかし、自分でも今日まで気が付いてませんでしたが どうやら《異様》に見えていたらしいw なにしろバタ足だけをしてるのはわたししかいません バタ足を始めてしばらく時間が経過したときです。 なんだかまわりからつめたい視線を感じました… その視線の内容おそらくはこれ。。
「何!? この人ッッッ???」
なんたってほんとうにバタ足しかしません。 他の泳ぎに移行しないんですw その上、まったく休まないんですよ?? 笑笑
そう。 わたしは最低最速の遅さで他レーンの人たちに、 人知れずプレッシャーを与えていた なんだかこっちを見る目がちがうんです― きっとこう思ったんじゃないかなw
“バタ足には絶対負けたくない”
自分だったら耐えられないかもしれません。 だって一番遅いヤツにいつの間にか負けてるんです! だってビート板つかってるようなヤツにですよ?? 人間ってむちゃくちゃ面白い☆
いつの間にか目の敵のように まわりの人たちのスピードが上がっている!!
正直、わたしは驚きました わたしは今できることを精一杯やってるだけです ビート板バタ足がどれだけ恥ずかしいか だけどわたしには理由があります 膝をなんとしてもできるだけはやくなんとかしたい ダンスと向き合いたい 恥ずかしいという気持ちは何の役にも立たない この気概でこれからもやっていくだけです
そんなわたしでも誰かの何かになっていた
目の敵でも きっかけでも、何だっていい こんな自分でも世界に影響をあたえていたんです わたしは、わたしが生きていることを実感しました
◎とてもしあわせです◎
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