断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年03月08日(日) 「えいぶるダンス vol.5」

仲間たちの出演する舞台を見に行ってきました!

 『コンテンポラリーえいぶるダンス』vol.5

わたし自身も出演してきたマニシア団w
そこには毎回度肝を抜く何かが待っています 笑笑
たとえば…

 バレリーナ衣裳の女の子が
 突然地べたを這いずり回ったりw

クラシックバレエを学んでいたりしたら、
タブーともいえるその振付に、
息が止まりそうになること数知れず(爆)
でも、そのときですッッ
わたしは見てしまいました!!
ダンスにとっての一大事。 決定的なものを!!
それは―

 そんな女の子たちが “踊っている” ことです

やらされているんじゃない。 一目見ればわかる
踊りたくて踊っているそのすべてが!!
ジャンルで見ようとしていた自分がアホでした。
マニシア団は《ダンスを踊る団体》であって、
《ジャンルを踊る団体》ではないのだ!!

ジャンルとは、しきたりや決まり事の世界です。
“この踊りはこうでなきゃいけない”
その決められたものを踊れば一様に踊りに見える。
じゃあ “ダンス” は?
ダンスとは一体なんなのでしょうか??
ダンスには制限などありはしません。

 踊りは “衝動” です

タブーよりも本人たちの踊りたい気持ち
そんなものがカラダから湧き出ていること
これがなければ “ダンス” にはなり得ないのです
何かがつたわったりしない
ジャンルでなければなおさらです

女の子たちの表情はすごくよかった いきいきしてた
決められたものをやりきることが
どれだけ大変な世界かも知っています
大変とかいう言葉で済まないことも。
けれど、、
そうじゃないところでしか見れないものもある!!

これが、きびしさ、その努力が、
一概に《偉い》ことにならない証拠です

きびしいものをやればやるほど
きびしさのないものを否定したくなります
きびしいものは苦しいからです

そして、自己満足で踊っている者からは
震えるような、涙する感動は起こりません
これはほんとうにおもしろいところです
大人であればあるほどに。

その点、子どもたちは純粋です。
大人のやましい部分が無く、
純化しているダンスを感じるからです。

わたしたち大人はバカになりすぎないことが
大事なのかもしれません
すべてを解き放つことも重要ですが、
それはバカになることじゃありません

解き放てたなら、きっと大切なものが見える
見えないはずがない、そうおもうのです


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Taisuke [HOMEPAGE]