断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2014年12月19日(金) 「PSYCHO-PASS 2」

 犯罪係数オーバー160 執行対象です
 わたしはたたかう
 システムが正義を支配する世界で

 負傷係数オーバー160 リハビリ対象です
 わたしはたたかう
 フィジカルがダンスを支配する世界で

キャッチフレーズを自分に置き換えると、
こんな感じですね 笑笑
紛うことなき わたしの精神です。

人間の心理状態や性格的傾向を、
計測し数値化できるようになった未来世界―

 『PSYCHO-PASS 2』
  正義<システム>に、抗え。

 システムが正義を下し、銃が人を裁く近未来。
 銃の射手として犯罪者を追う刑事たち。
 システムを逸脱する犯罪に直面したとき、
 果たして―

あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向は常に記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。 犯罪も数値によって対処される。 厚生省公安局の刑事たちは、高い犯罪係数を持ち犯罪者の心理に迫る猟犬 “執行官” と冷静な判断力で執行官を指揮する “監視官” がチームを組み、包括的生涯福祉支援システム《シビュラシステム》によって解析された犯罪に関する数値 “犯罪係数” をもとに、都市の治安を守る。 彼らは、数値が規定値を超えた罪を犯す危険性のある犯罪者 “潜在犯” を追い、“犯罪係数” を瞬時に測定、断罪する銃《ドミネーター》で刑を執行する。

その実態は麻酔弾から人体破砕まで。 かなりヒドイ

“犯罪係数” が正確に解析できない “免罪体質者” 槙島聖護の事件を経て、刑事として成長し、シビュラシステムの真実を知るに至った監視官・常守朱は、人間性と法秩序を信じながらもシステムに従い、新たな刑事課一係を率いて日々犯罪に立ち向かっていた。 システムを揺るがす怪物が、すぐ目の前まで忍び寄っていることを知らずに―

この世界では、サイコパスは絶対のものです。
みんなその数値に絶対の安心をもっている。
何の疑いももっていない社会。
数値に疑いをもつとサイコパスが一気に濁ります。
そのくらいの “絶対” 。
疑わなくていい世界ですが、
裏を返せば、疑うことすらできない世界です!!
道歩いてる全員と世間話できちゃうんじゃないの??
でもそのくらいの絶対の平和と安寧が与えられてます
凄いです。 でも…気持ちわるッッ 笑笑
さあ、そんな中でその《正義》を問うお話です。
システムが人を裁くことが出来るのか。
人が人を裁くことが出来るのか―
最後の最後までおそろしく興味深かったw
わたしの足りない脳で要約するとこれです(爆)

◎正義の観念を、集団でシェアできますか◎

わたしたちひとりひとりが持つ信念ともいうべき正義
もしシェアなんか出来たら犯罪はなくなるでしょう。

◎わたしたちは正義の名の下に等しくわかりあえる◎

そんな未来が果たして “正しい” のか…
『PSYCHO-PASS 2』はここに焦点がもっていけた、
極めて稀な作品です!!
完全な正義を執行するシステムとは何か?
もしそれが “出来る” のならどんなシステムなのか?
そもそも “正義” とは何なのか???
カムイの脅威判定ができないシビュラシステムは、
かるくカムイ殺しを決定してしまいます。
システムの完全性を否定する危険の排除。
ここで問題なのは、測定できない=排除の構図です。
測定できない=犯罪や悪とは限らない
だのに “排除” 始末する決定。
これこそは尊厳の冒涜でしょう!

◎システムは、裁けるものしか裁けない◎

わけのわからないもの、未知のものは裁けない。
裁けない=あっちゃいけない=始末
これは大変な理不尽殺戮です。
わたしたちでいうところの無関心でしょうか。
自分の中で《始末》が完了している。
常守朱はそんな世界でなんとかしようとします。
法の秩序を全力で守ろうとする。

 先生、人を裁く完全な存在がいたとして、
 その存在を裁くことは可能ですか?

 完全な存在。 神様だとでも言うつもりか?
 全能者のパラドクスってヤツだな。
 全能者は自分でも持ち上げることができない
 重い石を創造できるか?
 もし持ち上げることができない石を創り出せたなら
 石が出来た時点で全能者ではなくなってしまう。
 そして、石が創り出せないなら
 その時点で全能者ではない。
 ま、どちらにしても矛盾が生じてしまう。
 さっきの問いも同じだ。
 裁きを下すその存在が完全なら
 自分をも裁かねばならない。

 パラドクスの解決方法は?

 前提か仮定か、結論のどこかに誤りがある。
 もしくはそれらの内、
 どれかが実は正解だと証明することだ。

 全能者のパラドクスの解消手段。
 そのひとつは、全能者は同じ瞬間に全能で
 ある必要はないということ。
 自分でも持ち上げられない重い石を創り出したあと
 軽くする。 これなら全能性は保てる。
 今のシビュラシステムが採用しているのも
 ちょうどこの解消手段。
 シビュラは自分に裁けない免罪体質者を
 自らに組み込むことで完全性を保っている。
 でも、カムイは他人をクリアにすることで事実上
 あらゆる人間を免罪体質者に等しくした。
 結果、パラドクスの解決を封じてしまった。
 その上でカムイは更に疑問を投げかけている。
 シビュラはシビュラを裁けるのか、と。
 裁けないならシビュラ自身が例外となってしまう。
 解決は自分を自分に組み込むこと。
 もちろんそんなことは不可能であり、
 彼らの完全性は失われる。
 では、彼らが自分を裁けるなら?
 裁けないものは無いという点で完全性は保たれる。
 だけどもしそうなら、シビュラを構成する者たちを
 もう免罪体質とは言えず、
 裁くべき者を裁かなかったことになってしまう。
 このパラドクスの解決は...ひとつだけ。

カムイの特異性、秘密は物凄いものでした。
飛行機事故の犠牲者184名の遺体を使った結合手術。
多体移植生体移植用複合体の製造。
彼は言います。
7人の脳を含む184人の肉体と人格的存在。
それが自分という人間だと。
彼は生きた。
サイコパスを一切測定されない存在となって。そう、
彼は機械の認識上は繋ぎ合わされた死体にすぎない。
それが鹿矛囲桐斗。
カムイキリト君はそうなってしまったことに、
疑問を感じ、これまでの犯罪行為に至った。

 僕たちが死んだ理由、
(シビュラに人だと判定されない)
 死んだまま生きる理由を探して
 ここにたどり着いた… 大勢の願いを託されて。

 みんなヤツ(シビュラ)という暴力に苦しんでる!
 救わなきゃいけないんだッッ!!
 シビュラに報いを!それ以外に救いはない。
 人の怒りが社会をクリアにするのよ。
 これはゲームなのさ!俺たちとシビュラの!!

 違うやり方もあったはず。
 社会を怨む人たちの想いばかり背負わずに。

 そんな選択肢は存在しない。
 シビュラシステムよ、
 裁きの神を気取るなら選べる道はひとつだ!
 お前たちがお前たちでいるために
 乗り越えねばならない存在が目の前にいるぞ!!
 裁けるか? 僕たちを!
 問えるかぁッッ?? 僕とお前の色をーーーッッ

  【犯罪係数オーバー300】

 これがお前の色か… 裁きの時だ

 ようこそ、カムイキリト。
 協議により私達は貴方達を認識することを
 決断しました。
 また、常守朱の提案どおり集合的サイコパスを
 成立させます。 その上で、
 私達の犯罪係数を上昇させる要因を廃棄します。
 今、私達は新たな認識と完全性を獲得しました。
 これが私達の進化の形です。

 対象の脅威判定が更新されました。
 【犯罪係数ゼロ】
 執行対象ではありません。 TriggerをLockします

 これが答えよ? 鹿矛囲桐斗。
 貴方を逮捕します。

集合的サイコパスが成立したため、
カムイ君の犯罪係数も測定されることになりました。
めでたしめでた…し??
〜これは平和を基盤から揺るがす大変な問題です〜

 君こそ、何故シビュラにドミネーターを向けない?
 集合的であるならば、
 ドミネーターを向ける者もその一部になる。
 別の誰かが向ければ、
 アレは違う色になるかもしれない...
 シビュラはもう後戻り出来ない。
 いつか本当の裁き手が現れた時、
 あそこにいる脳が最後のひとつになっても
 犯罪係数は下がらないままかもしれない。

 まさか、最初からそのつもりで!?

 もしかするとその裁き手は、
 今僕の目の前にいる人かもしれない。

 やめて!私は貴方じゃない。
 誰彼構わず人の願いを受け入れたりしない!
 せめて、血を流さない道を選んでいればッッ

 そんな選択肢は存在しないんだ。
 別の可能性もある。 君も気付いているだろう?
 君が願う法の精神、もしそれが社会という存在に
 等しく正義の天秤となるなら、
 いつかその精神こそが、あそこにいる怪物を
 本当の神様に変えるかもしれない。

この台詞には度肝を抜かれました
わたしたちに等しく《正義》が具われば、
具わったとしたら、物凄い未来がひらける
わたしたちの中にこそ神様がいるんです!
常守朱に語りかけるシビュラ。

 集合的サイコパス。
 遠くない将来、
 集団が基準となる社会がおとずれる。
 個人としてクリアでも、
 集団としてクリアではない可能性。
 その疑心暗鬼が混乱を招き、かつてない
 魔女狩り社会がおとずれ、その結果、
 裁きは大量虐殺へと変貌を遂げるかもしれない。
 その扉を開いたのは、君だ。

 私はそこまで悲観しない。
 おとずれるのは
 正しい法と秩序、平和と自由かもしれない。

 君らしい楽観だ。

 楽観だろうと、選ばなければ実現しない!
 社会が人の未来を選ぶんじゃないわ。
 人が社会の未来を選ぶの。 私はそう信じてる


常守朱のように本気でそう信じてる人、
どれくらいいるんでしょうか―
◎信じているのは《人の可能性》です◎
正義を執行するシステムをつくったら、
ほんとうにこんな怪物が出来上がるかもしれません。
絶対の安心が手に入っても、
それは機械に支配されている世界です。
こんなものが必要になる社会にはなってほしくない。
結局はひとりひとりのこころの持ちようじゃないか
正義という観念は等しくわたしたちの内にある。
この観念というものは教育で育まれるものと同時に
生活環境の中で芽生えるものでしょう。
行き着く先はやっぱりひとりひとりの生き方です
何よりも《正義》でわたしたちは生きていませんw
正義が最優先事項じゃない。
人間は感情のある動物だからです。
だからこそ争いが起こるわけですよね!
問題なのは《争い》を起こさないことじゃない
揉め事が起こった後のことです☆
人間なんだから争いが起こってあたりまえです。
争いが起こらないほうがおかしい
傷つかない人生はキレイごとですよね 笑笑

さあ《正義》もわたしたちが生きている限り、
考え続けなければならない命題ですw
考えよう、考えましょう!!
わたしたちは生きているんだから☆


この作品は《正義》の在処が題材ですが、
それには常守朱のおばあちゃんの台詞が一番です。
常守朱の意志力にも心撃たれますが、
わたしはすべてがここに帰着してしまいます。

 命の大切さ、重さを知っている、
 それは何があっても絶対無くしちゃいけないよ?

やっぱり相手を受け容れるためにはこれですよね。
《命》に対するわたしたちの考え方です!!
わたしたちのひとりひとりがかけがえのない命です
生きてちゃいけない人なんて一人もいない
泥沼が底なしになるのは一方的な人たちです
自分のことだけをわかってほしい、
相手がいるのにもかかわらず、
相手の言うことに聞く耳をもたない人たち

わたしたち人間の可能性は、そういった人たちに
努力を続けることじゃないでしょうか
決して切り捨てることをしないことです


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