断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2014年09月04日(木) 呪われし合掌

同僚あゆみさんとかなえさんがお見舞いに来てくれた!
かなえさんのクリスタルボウル演奏。
病室に響くその音色は心を落ち着かせてくれました―
同時に頭によぎった

 “脚が大丈夫だったら”

大丈夫だったら二人と一緒に三陸で踊っていた。
なんとも言えない気分です…
そんな気持ちとは裏腹にあゆみさんが切り出した。

 「タイスケが三陸公演行ってたら死んでたね」

車椅子で踊ることも選択肢にあったくらいです。
上の一言は if 車椅子で行ってたら。

 「その崖が急でさぁ〜 笑笑」

坂から登場するとは聞いていたが “崖” だったのかw
それ聞いてないよ!!

 「タイスケはそのまま転がり落ちてるよ」

なんとおそろしい… マジかよッッ!?
登場した瞬間に命を失うだなんてあっちゃいかん!!
ってかそれフツーに自殺パフォーマンスだな!
しかし、見せてくれた画像や動画は甚だすばらしく、
すばらしければすばらしいほど落ち込みました。。

 たとえどうにかなっても踊りたかった

そうおもった



その夜。
入院患者仲間のカモさんと話したこと。
5年前から長い通院でカモさんとは知り合いです。
わたしが診察待ちしてたとき。
(まだその時はACL断裂とはわかっていません)
カモさんはニコニコしながら、ものすごい笑顔で
わたしに向かって合掌し、深々とお辞儀した―

 た「縁起でもないことしないでください!怒」

直後、わたしはかるく手術が決まってしまいます。
そんなことをしていたカモさん。
数日後、カモさんも診察待ちしてました。
そりゃ同じことするよね??(爆)
なんとカモさんも手術が言い渡されてしまいます…

 こうしてわたしたちは合掌仲間となったのです
 〜呪われし者たち〜

ってこれ もうぜんっぜん笑えない!!
しかし、わたしたちは “笑うしかありませんでした”
今は同じ病棟で自らとたたかう同志。
これまで何気なく交わしてきた挨拶。
今ではもう別物です

カモさんは明日、別の病院へ転院するのだ

術後、わたしの隣の病室だったカモさん。
カモさん言ってた。
 「夜中、俺の叫び声が聞こえよったろう??」
そういえば壁がゴンゴン鳴ってたなw
お互いにつまらないことを言い合ってはバカ笑いしてた
けど、ここに来て初めて何ともいえないものを感じた
両者共に痛みとたたかっている状態が、
それぞれを素直にしていたんだとおもう

 「次に会うときはお互い、歩いてだな!」

骨の中身が壊死してたカモさん。 ACL断裂した自分。
二人とも全力で車椅子でした
同じ病棟に知人がいるだけで、どんなに力になるか
きっとそれはお互いにあったものだとおもう
知らない人からはなかなか勇気をもらえないものだから
握手したときなんとも言えないものを感じました
何か得難いものを《交換》した気がした
男同士の友情ではあるけれど、
これはとてもしあわせなことだとおもった
なかなか感じられないものだとおもう

  “今をがんばろう” “今をがんばっていたい”

そんなものを受け取ってもらえていたらいいなあ


 < 過去  INDEX  未来 >


Taisuke [HOMEPAGE]