『きらきらひかる』 江國香織
最近、この作者がとても好きだという文学女子に遭遇してしまいました。 おどろきました… ほとんど破綻しているような物語なんですよw ◎おおよそわたしには苦痛でした◎ だけど、たぶん“この感じ”が女性のもつ特性なのかもしれない。。
始めから問題がある。 それも、ものすごい問題が。 だけど笑子は物語終盤でさえこうおもっていた。
睦月はほんとうのことを言うのをこわがらない。 勿論私はそれが死ぬほどこわくて、 言葉なんてほんとのことを言うためのものじゃないと思っているのだ。 ものすごく悲しかった。 どうして結婚なんかしたんだろう。 どうして睦月を好きになんかなったんだろう。
女子はいつだって“まもられるものだ”とおもっているのかな? それが運命の人であればなおさらなんじゃないのか。
イライラが止まりません
これじゃあまったくフィフティフィフティじゃあない。 どうして、どうして、そんなことは最初からわかっているはずです。 結婚した理由も、好きになった理由も。 始まりから問題あることも。 漠然と、それこそ“どうして”ゼロに戻すんでしょうか??
睦月みたいに善良な人には何でもないことなのかもしれない。 やさしかとか、友情とか、家族としてとか、 それだけのことなのかもしれない。 それでも私は、ときどきたまらなく苦しくなるのだ。 全身が、哀しい果物のようになってしまう。 髪をなでてくれる手のひらやピアスをさしてくれる指先が、 私の邪気を責めたてる。
そうか、これだ!! “ときどきたまらなく苦しくなる” これがゼロにしたがる正体では?! まったく理屈が通用しない衝動のようなもの。 こんなものに男子は苦しめられているのか… なんてこった
「私たち、嘘をつくことなんて何とも思ってないもの」
僕は絶句した。 上等だよ。全く上等だ。
俺は絶対に嫌だとおもった。 こんな人たちに囲まれていては間違いなく自分もそうなるとおもった。 きっとこういうわたしは幻想だとか言われるんでしょう。 だからといって譲る気は毛頭ない。
だってそんな“生き方”をしたくないんだものねw
この小説では問題が全く解決しません。 原因を解決しようとせず、そのままにぐだぐだに生きていくお話です。 その選択にはまったく同意できない、したくない!! たとえ美しくなくてもこんなことで泥にまみれる生き方を選びたくない わたしにとっては、努力できる方でなくちゃ歯を食いしばる理由がない
あとがきにはもっとド派手な一文が襲ってきましたw
素直にいえば、 恋をしたり信じあったりするのは無謀なことだとおもいます。 どう考えたって蛮勇です。 それでもそれをやってしまう、たくさんの向こう見ずな人々に、 この本を読んでいただけたらうれしいです。
こんなことがあっさり書けるだなんて この人、どれだけ裏切られてきたんでしょうか かるく同情しちゃいました
勇気のない人はぐだぐだやってぐだぐだ死んでいけばいい 勇気がなくちゃなんにも前にすすまないじゃないか
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