断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2013年02月10日(日) 「ボストン美術館展」

アメリカ・ボストン美術館の日本絵画がかつてないスケールで里帰り。
明治時代、アーネスト・フェノロサや岡倉天心が基礎を築いた日本美術コレクションは質量ともに世界有数のレベルを誇り、その充実ぶりから「東洋美術の殿堂」とも称されます。 本展は、10万点を超えるコレクションの中から46点を厳選。 修復後、世界初公開となる奇才・曽我蕭白の最高傑作「雲龍図」をはじめ、長谷川等伯、尾形光琳などの名品も勢揃い。
かつて海を渡った「まぼろしの国宝」たちが一同に会します。

 『ボストン美術館展』 日本美術の至宝
 ボストンが誇る世界最高のコレクション初上陸!

こないだの『雪舟、等伯、宗達、そして若冲』金閣・銀閣の寺宝展とは大違いだぞ!!
さすがは国立博物館特別展。 〜次元が違った〜

 なんという見応えでしょう

すごい、凄すぎる―
「馬頭観音菩薩像」なんて平安時代、12世紀中頃ですよ??
明らかに国宝だろこれ!!!
馬頭観音。その髪型に、わたしの眼は釘付けになりました

 アフロかよ―

馬頭観音、菩薩アフロです!! 驚きましたね…
平安時代で既にアフロが敬われていたのだと知りました!!  なんてこった
よく舞台にでてくる天使もアフロですから、似たような境地でしょうかw
でも正面から見てその顔は側面左右にもついてますから合計三つも顔があります。
全員がひとつのアフロをかぶっ…生やしているんですよ―
見ればみるほど一人で3人のジャクソンファイブみたいですw  鬼の形相ですけど
「松島図屏風」 尾形光琳 …この屏風の波描写、これこそが日本画だよね!!
興味深かったのは全長25mの大絵巻「吉備大臣入唐絵巻」。
最終的には吉備大臣が日本に囲碁を大いに流行らせるお話です!
巻物は、唐にわたり殺められてきた先人遣唐使たちの仇討ちの様相でした。
空飛んでたりとか、鬼の力を借りて囲碁の御前試合で碁石を飲み込んで勝つとかw
〜もうそれが明らかにコメディのような大絵巻なんですよ〜
卑怯な手で勝っちゃうんですから『ヒカルの碁』の佐為はまったくうかばれませんw
見るからに現在のマンガの先祖だと感じます。 だって今見ても全然面白いよw
「法華堂根本曼荼羅図」 奈良時代(8世紀)
げぇぇ、東大寺に伝来した奇跡の逸品キタ―  な、奈良時代て!?
わすれちゃいけないのは「雲龍図」曽我蕭白でしょう!
こんなインパクト襖絵、初めて見ましたよ。
一部屋の四方がこんな絵に囲まれてたら絶対悪い夢見そうだけど!!
しかしこんなものが大量にボストン美術館に所蔵されてるだなんてね…
反日本文化時代に国宝の叩き売りでもしちゃったんでしょうね。。
うちの父が激怒しながら鑑賞してるのもあながち間違っちゃいませんw
わたしだって疑いたくなります
ともあれ、たしかに見る者を釘付けにする迫力じゃないか!!

 ◎そのキャッチフレーズはウソじゃなかった◎

いつもキャッチフレーズに疑問を投げかけるわたしですが今回は惨敗でしたねw

【お土産フロアにて】
げぇぇ、馬頭観音スタンプきたあああああ 観音デフォルメ…か、かわいすぎる!!
勢いで購入しちゃったよw
〜もしリアル馬頭観音だったら怖すぎてスタンプ押せないとおもいます〜

かわいすぎる馬頭観音菩薩スタンプも買えたし大満足の特別展でしたねw


 < 過去  INDEX  未来 >


Taisuke [HOMEPAGE]