昨日11/24からついに別府入り、滞在、12/1・2本番『Void the Fill』に邁進です! 会場は楠銀天街、一般商店街!! 会場リハーサル中に背負いのランドセル男の子が下校してきました。 その男の子は大声で叫びながらこっちに歩いてきます!
「こわい!こわいよ!!」 「ここで踊っちゃダメだよ」 「見たくないよ!!」
正直、これだけでたいへんなダメージを受けました。 わたしはそのダンサーのひとり。 こわいものを踊っているつもりはないのです 男の子の考えられないほど大声の叫び様は尋常じゃなかった。 この話はこのまままったく終わりません。 その後、驚天動地の展開が待ち構えていたのです― 商店街のおばちゃんが、叫びながら歩くその男の子をたしなめます!!
「なに言ってるの! この人たちは別府のために踊ってくれてるのよ? そんなこと言っちゃダメだよ!!」
わたしたちダンサーの双肩に“別府のため”が重くのしかかるナイスフォロー!! 作品の全容がまだ明らかになっていない現在、そこまで考え及んでないよ!! 突然明らかになるわたしたちの責任、地元の人たちの真意!!
甘くない、ダンスはまったく甘くない
しかしその直後の男の子の返事はそんなことさえも超えてしまいます… 上記は一瞬で頭をかけめぐった瞬間の個人的事情。 その続きが、続きがあるんです 敢えてここからいかせてください。
「そんなこと言っちゃダメだよ!!」
男の子 「そっか、わかった!」
男の子は、男の子は、屈託なく“即座に”こんな返事を遺して去っていった 度肝を抜く言葉でした― そのあとのおばちゃんの言葉が、おばちゃんの言葉が、忘れられません
「えっ…?! ほんとにわかったの??」
男の子の返事はそれほど即答でした。。 わたしも同じ思いです “人間が簡単に瞬間で考えを180度変えられるはずがない” だって怖いんだよね? 嫌なんだよね?? 見たくないんだよね―
そ、そんなバカな!!
わたしは男の子の気持ちの在処がわかりませんでした 男の子の表情は疑いようがないほど清々しさに満ち溢れていたのです
自分の言葉を注意され、その注意を瞬時に完全に受け容れられる心の構造がわからない わたしは男の子の未来が心配になりました 見方を180度いっぺんに、一瞬で変えられるほどの純粋さが心配でならないのです Yesmanになってほしくない 心に葛藤をもってほしいのです わたしは踊りながら“別府のために”を足します。 そして謎に包まれた男の子の心のかたちを思いました…
イノセント、子どものinnocenceほどこの世で鋭いものはありません 大人の深い思考から導き出すものではなく、その全てがありのままの真実だからです
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