断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2012年09月22日(土) 「夏雪ランデブー」

低温一途青年×さっぱり未亡人×草食系執着霊!
奇妙で切ない、純情三角ラブストーリー!
河内遙の大人気コミックが待望のTVアニメ化。
2011年度“このマンガがすごい!”オンナ編第4位獲得の原作です。
たまたま集めている河内遙作品があったから、きっとタイミングなのでしょう。

 『夏雪ランデブー』
 たむける花も選ばずに、ずっとそばにいるだけでいい―

目つきは悪いが純情一途な花屋のバイト青年、葉月亮介。
彼がひそかに想いをよせるのは、店長の島尾六花。
一目惚れした六花の花屋に通い詰め、バイト募集を機にそこで働くことに。
念願叶ったものの、8つ年上の彼女は恋愛を諦めている様子。
目の前にいるのに何もできない自分に歯がゆさが募るばかり。
ある日、花屋の2階の彼女の自宅に呼ばれて行くと、そこにはなんと上半身裸の男が。
予期せぬ事態に半ば憤り、半ば呆れる葉月だったが、意外な事実が明らかになる。
その男は六花の、すでに亡くなった旦那の幽霊(島尾篤)だという。
六花には見えないらしい島尾(幽霊)は何かと葉月の恋路の邪魔をし、
葉月もそれに屈せず押しの一点張りで頑張るがなかなか埒が明かない。
そんな中、島尾(幽霊)が切り出した予想外の提案とは―

わたしが劇中で一番だと思った台詞はこれ。

 「もし店長が未来で待ってなくても、俺は絶対に会いたいんだよ!!」

これこそが自分自身の“今”を裏切らないものじゃないか
物語でも、むずかしいことだと最初からわかっていての言葉だからなおさらです
そもそも恋愛は相手があることだから自分だけの問題じゃない
だけどそれを超えなくちゃなんにも、なんにもはじまらない
想いをぶつけなくちゃいけない
だから、わたしは告白がこの世で一番うつくしいものだとおもうのです
それがどんなに無様でカッコわるくても
そのときしか決して言えないものだからです
なにも恋愛に限ったことではありません  すべてです
実のところタイミングがなくては相手が聞くスタンスにはならず、告白にはなりません
どんなときもより告白に近い会話ができるとしたらどんなに素晴らしいでしょうか
そんな面倒なこと、と言われるかもしれないけれど、天性の才能でできるひとがいます
どんな人にも誤解されない話ができるのは、自分だけではダメなのではないでしょうか
告白とは相手や自分にも痛みを伴うものでしょう
だとすれば、相手のことを考えてのものとなります
なによりも自分が受け容れる姿勢でなければならないのだとおもいます

すべてがダンスにつながっています

わたしは自分本位のもの、特に暴力的な踊りは絶対に踊りたくありません
相手の、見ている人の気持ちがひらく踊りが踊りたい
それは舞台に立てばすべてがたちどころにあきらかになってしまいます
こんなにおそろしくも全力が必要な仕事はありません


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Taisuke [HOMEPAGE]