2004年10月27日(水) 郡音の伴奏者

小6のYちゃん。
今まで諸事情で、ピアノをやめなければ、ということになりながらも、でもなんとか続けてこられて今に至る。
こんなに、「ピアノが大好き」という生徒さんはいないかもしれない。もちろん、皆好きで、いい顔で弾いているけれど、やめたくない、やめなきゃいけない、という葛藤を乗り越えた経験を持つ生徒さんはほかにいない。
その分、今ピアノを弾ける幸せ、レッスンを続けていられる幸せ、というのが、ピアノに向かう姿勢からあふれ出ているのだ。
そんなYちゃんのピアノを聴く時、姿を見る時、たまにふと涙が出る時があって、必死でごまかしている。

そのYちゃん。
郡市連合音楽会の伴奏者となった。
5クラスある中の伴奏者なので、競争率は高い。しかもピアノの先生も習っている子どももひしめいている地区で、コンクールに出ている子もいる中だ。
3人の最終候補がいて、その中で、校内発表、参観日、郡音、と3人とも一回ずつステージを踏めるように配慮されたらしい。一番弾けている子が郡音ということで、Yちゃんが選ばれた。

その曲はレッスンでも見たけれと、なかなか難しい。いつも5つの本をレッスンしているので、+その曲で大変だったと思うけれど、いつもの曲が練習不足ということはなく、感心だった。

そして、「いつ弾く人になったの?」「郡音になりました♪」の時のYちゃんの顔は、遠慮がちな性格ながら、嬉しくてたまらない、という笑顔。Yちゃん教えられて幸せ〜。

Yちゃんに限らず、この生徒さんと出会えて幸せ〜、と思う瞬間が、このお仕事をやめられない理由だ。
自分の子どものことや生活を考えると、縮小せざるをえない状況ではある。
でも、そんな瞬間は、生徒さんと出会えていなければ味わえないし、まだこれから受け入れている生徒さんとの出会いも、そんな瞬間もたくさん待っている。
ピアノの先生と、お母さんと、体が2つほしい!と思う。


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