2003年10月14日(火) 「あー!たのしいね♪」

 みづきの発表会は11月1日。
 レッスン日記をご覧になってくださっている方々はすでにご存知だけれど、3曲弾く中の1曲に、2台ピアノのデュオがある。曲はバッハの『ミュゼット』。ピアノを習ったことがある方なら、たいてい弾いてらっしゃると思う、「ラー ソ♯ファミレ ラー ソ♯ファミレ」と右手で始まり、左手は「レ↑レ↓レ↑レ↓」とオクターブを広げてとる曲。
 オクターブが届くなら、この曲はたやすく楽しいのだが、まだまだ手の小さいみづきは、音が外れるのにいらいらしつつ、それでも懸命に取り組んでいる。

 この曲の2nd。なかなかよくできている。もともとのバッハの原曲(1st)を上手に生かし、かつ、オリジナルのメロディー、どこかで聴いたことのあるモティーフが登場したりして、2ndだけ聴いても楽しい。
 当然1stを食わないように、使っている音は低めなのだけれど、1stがユニゾンで弾く部分だけ、高い音が登場するのも素敵な配慮。

 みづきがそこそこ弾けるようになったら私も2ndをお付き合い、と思っていたが、先週の金曜日にはじめて、いっしょに弾いてもらうおねえさんとあわせをしたところ、止まったりしていたため、合わせに慣れた方がいいかな、と練習を始めた。
 これがなんとも楽しい。私、連弾や2台が大好きなのだけれど、友達や生徒さんを呼ばずして、2台ができるなんて、なーんて楽しいんでしょ♪と、今更ながら家庭にピアノが弾ける人間がもう1人増えた喜びを味わっている。
 「ママ、弾こうよ!」と誘われ、よっしゃ〜!とそれぞれのピアノに向かい、1回弾いては「あー!たのしいね」。もう1回。
 ピアノの向かってなくても、2ndの前奏「レッレレレッファ ラッラララッファ…」とつい歌いだすと、みづきも、手を動かしながら、「ラー ソファミレ ラー ソファミレ」。

 今日の1年生の生徒さんも、ちょうどこの曲集に入っているバッハの作品を弾いている。
 レッスン中その曲を生徒さんが弾き始めた時に、こっそり私が2ndピアノの前に行き、2ndを弾き始めたら、目を真ん丸くして大喜びしていた。かわいいなぁ。「止まらんように、がんばってれんしゅうしてくる!」と張り切って帰っていった。

 ピアノを弾くことを楽しむ人間同士のこのコミュニケーション。これからうまれるこの喜びと楽しさは、わざわざ書くまでもなく、極上である。


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