LORANの日記
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2007年01月14日(日) 夜明け前


空にも、地にも光は至らず

静寂がすべてを支配している。


空に煌めく星が宿り

人はまだ寝息を立てている。


風はなく、木々も眠り、

鳥も、その枝に眠っている。


山の雪は深く

山もまた春まで眠る。


静寂もまた、命の営みにして

その揺籃に、命は育まれている。


眠れ、命よ

安らかに ひそやかに。




かすかに東の空が白み

星は光を消す


頭上まで 白んで来ると

東に朱色の光が現れる


まだ人々の多くは

暖かな布団にまどろむ


1日で最も厳粛な儀式が

いま正に始まる


この世界が

闇から光に変わるとき


生命が再び蘇るとき

眠れる意識が還ってくるとき


それがいまこの瞬間に

静寂の中で始まる


すべてに祝福がある

すべてに歓びがある




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