LORANの日記
DiaryINDEXpastwill


2006年09月19日(火) ローマ法王発言

ローマ法王は12日、訪問先の母国ドイツの大学で行った講義で、東ローマ帝国皇帝によるイスラム批判に触れ、「(イスラム教開祖の)預言者ムハンマドが新たにもたらしたものを見せてほしい。それは邪悪と残酷だけだ」などと指摘。その上で、イスラムの教えるジハード(聖戦)の概念を批判した。(時事)


このローマ法王ベネディクト16世の発言によって、イスラム圏内のキリスト教会に放火などの抗議が続いています。

ベネディクト16世は自分の発言を慌てて訂正していますが、混乱は続いています。


バチカンのサン・ピエトロ寺院での前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の歴史的謝罪は、新ローマ法王の泥足で汚されてしまいました。



「ローマ法王のヨハネ・パウロ二世(79歳ポーランド出身264代目の法皇)が三月十二日、バチカンのサンピエトロ寺院で、過去2000年間にキリスト教会が犯した罪を認め、神の許しを請うミサを行った。(2000年3月13日NHK朝のニューズ)」



ヨハネ・パウロ2世が2000年3月12日のミサで懺悔した内容は以下の通りである。

 1.歴史上、あなたがた神の子(ユダヤ人)を苦しめた行為を深く悲しみ、許しを求め、真の兄弟愛を誓う。

 2.(十字軍遠征、異端審問などでは)異端に対する敵意を持ち、暴力を用いた。これらカトリック教会の名誉を汚した行いについて謹んで許しを求める。

 3.(アフリカ、米大陸などへの布教では)人種、民族的な差別に基づいた排他的な行いがあり、罪深いふるまいがあった。異人種の権利を迫害し、彼らの伝統的宗教や文化に対する侮辱的な態度を取った。(毎日新聞二〇〇〇年三月十三日より)



現在の世界の混乱の原因は、先進国白人諸国の植民地政策にあります。

その植民地政策へ正当化のお墨付きを与えたのは、当時のローマ法王でした。


大航海時代、カトリックの世界宣教にはスペイン、ポルトガルによる武力征服の隠れた目的があった。両国の「世界二分割征服論」という荒々しい野望を推進させたのは、1493年の法王アレキサンドル6世の勅書である。異教文明の征服と破壊はここに始まり、多くの悲劇が生まれた。



植民地の宗教をすべて邪教と決め付けて徹底的に破壊し、関係者を迫害したのは法王の命令でした。

79歳のローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、最後の仕事として、キリスト教徒として懺悔したのでしょう。


そんな前ローマ法王の思いを、現ローマ法王は無残にも踏みにじったのでした。


しかし、彼を責めても仕方がありません。

彼は正しくローマカトリックの頂点に君臨する代表者なのです。

つまり彼の発言こそが、正当なカトリックの意見を代表しているのです。


私たちは、その事実を客観的に観察していればいいのです。








LORAN |MAILHomePage

My追加