LORANの日記
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2006年05月07日(日) 先住民族の滅亡


アイヌの英雄叙事詩ユーカラを紹介するなどアイヌ文化の振興に多くの功績を残し、参院議員も務めた萱野茂(かやの・しげる)さんが、6日午後1時38分、急性肺炎で死去した。79歳だった。(中略)同町の二風谷ダムを巡っては「アイヌの聖地が奪われる」と建設に反対し、アイヌ民族を先住民族と認めない国を提訴。97年の札幌地裁判決で「アイヌは先住民族」とする判決を受けた。(朝日新聞 2006/05/07)


アイヌ民族が先住民族であることは、誰もが知っていることです。

しかし9年前に国がやっと認めたという記事を見て、日本人の特殊性に愕然としました。

この考え方に従えば、アメリカ合衆国にはアメリカ・インディアンと呼ばれる先住民族は存在しませんし、

オーストラリアにはアボリジーニと呼ばれる先住民族は存在しないことになります。


日本が沖縄、台湾、朝鮮でおこなった皇民化(教育)政策は、そこに住む民族の文化を消滅させることを

意図していました。氏名を日本名へ変えさせ、宗教を改宗させ、言葉を話すことも禁止しました。


これは民族浄化=消滅と同じです。


日本人はヒットラーが実施したユダヤ民族の民族浄化を非難しますが、ガス室は使わなくても同じ趣旨の

ことを行ってきました。


日本には在日朝鮮人と呼ばれる人々が66万人(95年時)いますが、1982年の難民条約を国が認める

まで児童手当法や国民年金法は国籍法の日本人に該当しないという理由で適用されませんでした。

日本人と同じ税金を負担しながらです。


1815 年にオランダ王国が誕生して以来、政府はオランダの全ての児童に十分な教育の保証をする義務を履行してきました。しかし、これは政府に学校 の独占権があるとか、教える教育内容に権限があることを意味しません。1848年の憲法に則り、どんな団体の人でもそれぞれの宗教、思想、教育理念に基づ いた学校の創設が認められています。(オランダ大使館ウェブサイト)


日本の人口は12780万人、オランダの人口は1620万人で、ノーベル賞受賞者数は日本人5人、

オランダ人13人です。日本人は2556万人に一人、オランダ人は124.6万人に一人ですから、

20倍の違いがあります。これも自由教育の成果と言われています。


文化が違う民族が同じ地球上に存在しています。これは紛れも無い現実です。

しかも今さら鎖国政策をとることは不可能です。

ではどうしたら問題を起こさないで済むでしょう?


お互いがお互いを認め合う以外には方法がありません。

文化も言葉も宗教も違うのですから相手を尊重し、また自分も尊重してもらいましょう。


相手のプライバシーへ立ち入らないこと。相手を批判しないことが必要です。

同等な立場で、お互いが協力し合えることを考えましょう。

それができなければ、人類の進歩など「絵に描いた餅」に過ぎません。


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