LORANの日記
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60年前の戦争後、日本を変えたのは思想だと思います。
戦前の儒教・道徳思想から平等思想に変わりました。
そして平等思想教育を受けた世代が定年の時期に達しました。
現在の日本の社会を作ったのは平等思想の世代だと言えるのです。
では平等思想が作った社会は理想的な社会だったのでしょうか?
人々は楽しく平和で安心した生活を送っているのでしょうか?
高年齢者はどうでしょうか?病人や幼い子どもたちはどうでしょうか?
学校は? 社会は? 家庭は? 経済は? 政治は? 環境は?
どれにも及第点をつけることができません。
戦前は現在よりずっと貧しかったのですが、これほど不健全な状態ではなかった
のです。学校も荒れたり、いじめもなく、アレルギーもアトピーもなかった
のです。サラ金地獄も22万人もの自己破産もなかったのです。
つまり平等思想を受けた人々は理想的な社会を作ることに失敗したのです。
平等教育はいちばんたいせつなことを忘れていました。
人は生まれながらにして法の下で平等であることは言うまでもありません。
しかし先輩や長老を敬うことはエチケットであるはずです。子が親を尊敬し、弟子
が師匠を尊敬するのは当たり前のエチケットです。こんな簡単なモラルを無視した
ことが大きな失敗でした。戦後の60年間、我々は大きな過ちを犯したのです。
妻が夫を軽視すれば子どもは家族のリーダーが誰であるかがわかりません。
老人を息子や娘が軽視すれば孫たちは家族のリーダーがわからなくなります。
リーダーがいないなら、子どもたちはだれの命令も無視して傍若無人に振る舞い
ます。18歳未満が刑法の適用を受けないのは、まだ善悪の判断がつかないからです。
ですから家族の長たる存在が脱線を戒め、導いていかなければならないのです。
もし18歳未満の少年に3億円の宝くじが当たったとして、それを自由に使わせたら
どうなるのでしょう。全員ではなくてもそのお金を全部遊興費に使ってしまうかも
知れません。お金は麻薬と同じですから、無くなれば欲しくなって手っ取り早い
方法、犯罪やギャンブルに手を染めることもあるでしょう。
私たちはもう一度、家族、夫婦、兄弟などの関係を見直さなければなりません。
自分たちの過ちを正して、子どもたちに誇れる社会を実現したいものです。
自由と平等がいいのはそれまでの抑圧から開放された人の言い分です。
63億人がすべて自由と平等を主張すれば世界はどうなるのでしょう。
お互いがその権利を主張し合うのではなく、言い分はみんなに聞いてもらったうえ
で、リーダーが採決をして方針を決める以外にはないのです。
みんなが60年間言いたい放題、やりたい放題の結果が現在の世界です。
もし私たちに叡智とやらがあるならば、今こそその叡智を使わなければなりません。
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