LORANの日記
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海岸で男が座って海を見ていました。
だれもいない早朝の海はとても気持ちがいいのです。
ずっと右手から海岸を走ってくる軽トラックがありました。
静かな海岸の静寂が破られて、男は少し不機嫌になりました。
と、そのとき男の目の前で軽トラックが砂地に車輪をとられて走れなくなりました。
○○丸と荷台に名前が書いてあるのは漁師のものなのでしょう。
二人の初老の漁師が懸命に砂地から軽トラックを脱出させようとしていました。
男は自分以外に海岸に人がいないのを見て、パイプ椅子から立ち上がって歩きました。
一緒になって軽トラックを押しましたが、タイヤが埋まるだけです。
男はパイプ椅子の下に敷いてある細長い板2枚を持ってきてタイヤの下へ敷きました。
これで軽トラックは砂地を脱出することができました。
漁師たちは獲れたばかりの大きなサバを5本、男に手渡して去っていきました。
男は両手にサバをぶら下げて、「わらしべ長者」の話を思い出しました。
今日は付近の町内の可燃ごみ回収の日です。
毎週2回、この日に海岸のごみ拾いをしています。
ごみ袋を持っていたおかげで、サバを5本持ち帰ることができました。
もしかすると、海の神様がご褒美をくれたのかも知れません。
今朝、私が体験したことです。
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