思い出の散歩道
こお



 手紙。

君に宛てた手紙を書こう。
間違っているだろう……でも、書かずにはいられないのだ。
あの時とは違う…別れるための、自分の気持ちにピリオドを打つための手紙を書こう。

こんばんわ。
先日、あの事件のときにご迷惑をかけた方の闇王をお手伝いしてきました。久々に訪れた闇王はハプニングの連続でしたが、無事お手伝いが出来ました^^
Hさんからどこまでお聞きになったかは知りません。が、もう一度だけ私の口からあの事件の前日にあった貴方が聞くことのなかったもう一つの私の本心を知って欲しくて今貴方に向かい合おうとしています。
私はあなたにBLされたことも知らずに、あのときptを組んだ方全員に謝って回り、フレになっていただきました。
そして、それが終わってすぐにあなたにtellをいれました。
ptを組んでくださった方の親切な気持ち、それを知った私の後悔。
……私はなすべきことをしていなかった、自分を欺くように「仕方がなかった」と言い、情けない自分を認める勇気さえなかった。
あの二日間で私は本当に貴方に対して謝罪をしたくて仕方がなかった。
当然、BLされてるから返事なんてなかったよね。
私はその後必死に返事を待って懇願して、あなたに語り続けたんだ。
いつもみたいに「ただのしかと」だと思っていたから、私の声を貴方は聞いてくれていると信じていたから。
そして、2時間謝り続けて、僕は君に言った。
「今からあの日桜を見た場所に行きます。もしも時間が出来たら来て頂けませんか? 返事だけでもいただけないでしょうか? 待ってます、ずっと待ってますから、来てください。お願いします」
私はずっとウィンで貴方が来るのを待っていました。
じっといつ貴方から返事が来るかとずっとモニターの前で祈るように待っていました。
あなたがptが終わるのを見て、私はあなたにtellを再度入れます。
「来て、もらえないのかな。。。」
そのtellを入れた直後にあなたが上層から港に移動して、飛空挺に乗ったときの私の喜びようを貴方は想像できますか? そして…貴方がサンドリアについたときの落胆、ランペ、ジャグナーと移動した時の悲しみ、想像出来るでしょうか?
それでも僕はあなたに最後の祈りを込めてtellを入れました。
「明日、いつもみたいに挨拶します、返事ください」
それが本当に私の最後の祈りでした。

「にゃあ^^」
返事はありませんでした。
もう全てが終わったと知りました。
その日の夕方、あなたとボヤで会いました。
僕は最後の挨拶を貴方の目の前でしたかったから、ptに「少しだけ時間を私にいただけますか?」と断わり、あなたに最後の言葉をかけた。
「最後の挨拶をさせてください。恋をさせてくれてありがとう。短い間だったけどすごい幸せだった…ずっと好きだからね」
もう何を信じていいのか分からなくなっていた。
そして、あの事件を引き起こした。
酔った勢いとはいえ、あのことは今でも悔やんでいる。
私が貴方を最後まで信じきれなかったこと。
自分を信じきることが出来なかったこと。
私は覚悟ができていなかったんだ。
ごめんね、そんなことに今更気付いて。
この手紙も君を傷つける刃でしかない。
私のただの自己満足でしかない。
許してください。
もしまた語ることが出来たなら…毎日そう願っています。
貴方の幸せを願っています。
君はきっとこの手紙を最後まで読んでくれてると信じています。
ありがとう、君は最後まで優しい人だった。
優しくて純粋で、全然強くない子だった。
私はあなたのシバにはなれないみたいだ、許して欲しい。

2004年04月30日(金)
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