思い出の散歩道
こお



 疲れ、消えました。

束縛から解かれ、のんびりと過ごす日々。
回りは一度HNMをしたら、やることがなくて暇じゃない?と言うけどそうでもないよ。
人にはそれぞれペースってあって私にはこのボンヤリと過ごしていられる時間はとても気分がいいんだ。
気が向いたときにレベル上げをして、気が向いたときにフレの手伝いをする。
なにかしてあげたい、なにかしたい。
そう思っていこうと思う。
あれをしてあげないといけない、あれをしなくてはならない。
全然違うもの。
奉仕ではなく、自由という本当の意味のボランティアに近付きたい。
そして、側にいる人を少しでも幸せに出来ればそれでいい。


2004年12月25日(土)



 一人冒険。

LSを抜けて、一人で冒険をしている。
地道というかなんというかw
昔に戻った気分だ。

入院している彼女は助かることになった。
いつか逢いにいけたらいいなって思う。

のんびりと何も気にせずにただ漠然と自分の道をひたすら進む。
今、自分は幸せなんだろうか?
わからないw
多分、悔やんではいないから幸せなんだとは思うけど。

2004年12月23日(木)



 LSを裏切りました。

なにもかもが嫌になってLSを辞めました。
完全に私がやり逃げした感じです。
もっとうまく辞めようと思っていたけど、うまく言えませんでした。
誰一人納得の出来ない辞め方をしてしまった。
自分さえも納得いってない。
覚悟が出来てないんだ。
続けるにしても辞めるにしても宙ぶらりんだった。
みんなに本当に悪いことをしたと思う。
身勝手なリーダーでゴメン。
いつも回りに迷惑をかけてしまう。
全くだめだ。
本当に中途半端だ。
でも、続けようと思うからもっと悪いのかもしれない。
自由になろうとしたのに、なんか間違ってしまったのかな。
わけがわからない。
きっと悪いのは自分だ。
それでいいじゃないか。

2004年12月08日(水)



 思いついた四字熟語。

友達に聞かれて二つ思い浮かべました。

四面楚歌。
諸行無常。

1つめが人生観らしいです。
2つめが恋愛観。

なんか切なくなりました。


疲れたな……もう。
仲間がどんどんいなくなってく。
君がいないとだめなんだ。
二人でいて初めてあのLSは動くんだよ。
考え方もやり方も全然違ったけど、二人とも目指していたもの同じだったからね。
君が頑張ってるんだから、私も頑張らないといけないんだろうけど……もう…私にとって貴方が全てだから、貴方がいないと心に大きな穴が開いて動くことが出来ないんです…連絡が欲しいよ……成功したよ、戻れるよ、もう少しだけ待っていてね、それだけでいいのに。
それがすごくわがままだってことも分かってるし、ネットの壁の先にいるわたしにそこまでする義理もないのかもしれません、本当に自分勝手なんだろうな。
貴方の無事を祈るだけでいればいいのに、その先を求める私は馬鹿者です。
ここでしか貴方を待つことが出来ない辛さ。
叶うことなら、今すぐにでもあなたに会いに行きたい。
全てをかなぐり捨ててでも会いに行きたいです。
貴方と一緒にありたい。
ずっといつまでも。

2004年11月15日(月)



 彼女の手術の日。

25%の成功率。
彼女は今日、その手術を受けました。
人工透析もし……。
ごめんなさい、文章が浮かばない。
くそ
なんなんだよもうなんでこんなことばっかりおきんだよ
何で平和に毎日を過ごさせて上げれないんだよ
彼女は何か悪いことをしましたか?
こんなにも許されないことをしたんですか
どうにかしろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
あを@えtkじぇrskl:Jeds:kfast


2004年11月14日(日)



 色々なことがありすぎて。

たくさんの人を裏切り、彼女の元に戻った。
それが2ヶ月前。
彼女がまた倒れた日9月の末日。
音信不通の日が続いた。
一週間前、彼女が帰ってきて私に言った。

死ぬのが怖い。

私死ぬの。

……それは副作用だと言っていた。
そして、わけの分からないままに彼女は私に指輪と楽器をくれた。

その日から一週間がたつ。
わけが分からないよ、正直ね。
なんでこうなったのかも分からないし。
今どうなってるのかさえわからない。
たまに自分は何を信じているのだろうと思う。
今している行為は、神を信じる行為に似ている。
嘘だと言えば、それは全て終わる。
ただそれがいえない自分がいる。
どうあっても信じたいんだろうね。
アホですな。

2004年10月19日(火)



 桜の木の下でお別れを。

あの日、そうですね2月下旬から始まった私の狂想曲も今日で終わりを迎えました。
約半年。
短いようで長かったです。
喧嘩もしました。
一緒に笑ったり、喜んだりしました。

であったころの彼女は、すぐにべそをかくような子で、いつも私が彼女を連れまわしているような感がありました。
一緒にシャクラミで、さそり・スライムを倒してお金を稼いでました。
一緒にソロムグでビークを倒して、二人で座り込んだりして、笑いながらお金を稼いだりもしましたよね。
今考えれば、本当にはした金で、非効率的な金策だったけど、あのときの二人にとって……私にとってはかけがえのない時間でした。

リフレがまだ高いとき、二人して知り合い集めて薬品も持たずにBCに直行して全滅とかもしてましたよねw HNMLSを今、率いている二人がそんな馬鹿なことをしていたなんて誰も思わないでしょうw

ジュノの下層で夜中に「今からレベル上げ行きます。詩人と赤です。一緒に行きたい方tellください」とシャウトして、真夜中だというのに信じられないくらいtellがきて、二人で楽しいねwって笑ってました。
君はいつもサポ狩人の赤魔道士で、考えてみるとあのときからダメージ狂だったのかもしれません^^
サイドで600とか出して、とても嬉しそうにしている君を見るのが幸せでした。

大喧嘩をして、一ヶ月喋らない時間もありました。
今思い出しても心が苦しくなる出来事です。
あのときの日記、読み返すだけで涙も出てきてしまいます。
でも、それでも二人で寄りを戻して、君に誘われてHNMLSに入りました。
それが5月の出来事でした。

6月、HNMLSのリダが音信不通になり、君が友達の病気で帰らぬ人となりかけ、新HNMLSの設立、私が臨時のリーダーになり……あの6月は本当に忘れられません。

7月にはいって、もう会うことは出来ないと思っていたあなたと再会できたことは多分、あの喧嘩の後の仲直りの次くらいに嬉しかったです。
あなたの言葉、本当に嬉しかった。
……ずっと、この幸せが続くと思っていました。

8月、麒麟を倒し、LS自体が軌道に乗り始め、私自身も安心してそれを見ていられました。小さな喧嘩はたまにしてましたが、それはコミュニケーションの一環であって、なんの障害にもなりません。
……8月28日。
オプチツアー、私はちょっと遅れてログインしました。
みんなはもうツアーに出かけていて、他のlsと合同だったのですでに4ptいると聞き、空にでも出かけようかと思いまいた。
「Cさん、二刀流でドレスかっこいいね^^」
「まねw」
……多分、何気ない言葉だったのでしょう。
LS会話から流れてきたその言葉を他の誰もは何も思わないのでしょう。

ドレス?
なんで?
二人で繭取りいって、また行こうねって約束したじゃないか。
競売で買ったら、破談だからねって行ったのはどこの誰だ?

すぐさま、tellをいれました。

「うん、買ったよ」
どうして?
「ほしかったから」

……言葉も、やる気力もうせた私は何も告げずにログアウトをしました。

何時間かあとにログインして彼女にtellしました。
ちょうど、サンドに二人ともいて彼女は競売にいました。
……純白のドレス姿で。

ドレス、似合ってるよ。

返事はすぐになくて、「ん?」とかなりの間をあけて返ってきました。

どうして俺が怒ってるか、わかってる?
「どうして怒るの?」
君はやっぱり何も分かってないね。
「最初に自分が見れなかったからって、すねてるだけでしょ」
違う……。
「あのね、私を安っぽい女と一緒にしないで」
最初がいいとかそういうんじゃなくて、なんで俺に一言でも断ってくれなかったんだよ。
「一番じゃなかったら、私の価値が落ちるの?」
そんなこといってないだろ……なんで買う前に一言、買った後でもいいなんで俺に言ってくれなかったんだよ。
「欲しいから、買っただけだよ」
買ったら、縁を切るって言ってたのどこの誰だよ……。
「貢がれたら迷惑」
貢ぐとかの話じゃなくてさ…一緒に繭取りとかしたじゃないか、また行こうって約束したじゃないか。
「いけるわけないじゃん、二人とも忙しいんだし」

私はもうこのとき、何を言っても自分の気持ちなんて理解されないのだなと確信に近いものを感じていた。

繭は、使った?
「使わないよ、まだ倉庫にある」
……。
「私にとって今興味があるのはLSだけだから、もし来ないんだったらお終いだね」
お終いって、どういうこと?
「私とこーしゃんの縁」

…脅しか? その「脅し」とも取れる言葉に私は彼女という人間の底を見てしまった気がした。

誰のせいで行かなかったと思ってる?
「そっか、もう来るきないんだ」
どうしてそう取る? お前のせいだろ! 俺はあのLSが好きだしずっと一緒にいたいって思ってるよ、でも君はあまりにも思いやりがなさ過ぎる。

その後、私と彼女はリーダー論、LSへの思いやり等を言い合った。
3時間くらいずっと言い争っていた。
それでもどうしても彼女のことを信じたかった自分は彼女に言った。
チャットというのは誤解を招きやすいものであると私は常々思っていたし、まぁ私自身に彼女を信じきれない部分があったこと、彼女が実在の人物であることを知りたいという思惑があった。

――電話、してもいいか?

私は「彼女」という存在を確かめたかった。
本当にこのまま信じていいのかどうか、ここまで裏切られてきてもまだ「彼女」を信じるきっかけを求めていた。

「はぁ、それじゃああんたネットストーカーと変わらないでしょ」

そう冷たく言われた。
少しの間をおくこともなく、私は彼女に言う。

そうだね、そうかもしれないね。
君は俺をその程度の人間だって思ってたんだ。
じゃあ、もういいよ、もう。

「疲れた、寝る」

俺の言葉を聞き終わることもなく、彼女はログアウトをした。

次の日、私はLSで彼女にLSキックの要請を自らした。
彼女は「自由意志だから、勝手に捨てて」といい続けていた。

最後のお願いくらい聞いていただけませんか?

「……そうだね、こーしゃんがんばってきたもんね、今までお疲れ様でした


その言葉で私はキックをされた。
ウィンダスの森の区。
彼女と見ていた桜の木の前で私は彼女にキックをされた。
別れの場所にはもってこいだった。
いやなことがあると来る場所。
私の大切な場所。

涙もなく、私はぼんやりと木を見つめていた。
――なんでこんなことになったんだろう。
ずーっとそうやって座っていた。
それが朝のことだった。

日も変わった時間、彼女が森の区にやってきて、私に手を振った。
私はぼんやりしていてそれに気付くこともなく、あとでそのことを知った。

メッセージで「私はあなたのことを親友だと思っていました。そうなれなくて申し訳ないです」と殊勲な言葉が送られてきていた。
……私は今でもそのメッセージを消すこともなくとってある。

今、私は新たなLSを作ろうとしている。
実際は作れるような気力も今の私にはない。
一人っきりでぼんやりと昔の思い出を桜であった木の枝を見て、思い出しているほうがお似合いだ。
きっと今彼女のほうが辛いかもしれない。
彼女の元に残してきた仲間のほうが辛いかもしれない。

ぼろぼろになった私には今はどうすることも出来ないんだよ。
本当なら支えてあげたい。
最後まで一緒にいたい。
……ただひたすらに私は、HNMを、ドレスを、そして自分自身を恨まずにはいられなかった。

疲れたんだ。
ゆっくり休ませてください。
ああ、心を休ませてください。

2004年08月31日(火)
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