思い出の散歩道
こお



 最後に神様がくれた。

友達が4時間説得をしてくれた。
私にやっと彼女と話す機会を与えてくれた。
……その話をする前に、私は昨日彼女に思い尽くす限りの罵声を浴びせた。
そのことを断っておく。
言い訳はしない。
そこに本音があったことも認める。
もしも、あなたが私の日記を読んでいて、私に同情をするならばやめてほしい。
悪いのは私なのだから。

私は「許された」
……いや、もうこれ以上私に傷つけられたくないのだろう、私は拒絶されたのだ。
私は全てを捨てて彼女の前に立った。
全て真実を話す気だった。
聞かれたことには全て答える気だった…それが上手く伝わったかは分からない。
彼女は最後に私に「じゃあね^^ばいばい」って言って私の前から姿を消した。

……その日の夜。
旧友とカラオケボックスに行った。
呑みにいくことにしたけど、普通の飲み屋では呑む気にはなれなかった。
朝からずっと一人になると泣いてしまって。
普通の居酒屋で、酒なんて飲んだら……。
カラオケボックスで歌いもせずに1時間いきさつを全て語った。
そして、歌った。
泣きながら歌った。
涙とか鼻水とか顔ぐちょぐちょにして歌った。
エフエフの知り合いにも電話した。
すごく今回のことで世話になった人たちだから謝りたかった。
お礼を言いたかった。
泣いてて、言葉になってたかわからないけどね。
途中から師匠もきてくれた。
あたまをもみくちゃにして笑いながら慰めてくれた。
俺が泣いてちゃいけないんだよね。
傷つけたのは俺なんだもん。
あの子はすごくやさしい子で、強がっててもとても弱い部分のあった子でした。
それなのに私が……初めて見せてくれたその弱い部分を傷つけてしまったのです。
私は一生、このことを後悔することになるでしょう。
人生の中でこれほど後悔したことはありません。
どうすれば彼女の傷を癒せるのでしょう。

今でも私は彼女にtellを送ってます。
それが彼女を傷つけることになることは知っています。
知っていてやっています。
私はひどい男です。
ただ毎日、一言だけ おはよう おやすみ とだけ言いたい。
たまに独り言を言うかもしれない。
許してほしい。
もうBLされているだろうから、本当に独り言だけど…言うと少しだけ心が落ち着くんだ。泣いちゃうけどw
ああ、彼女のほうがもっと泣くよね。
ごめん、ごめんね。
Ciba、絶対忘れないから。

2004年04月13日(火)
初日 最新 目次 MAIL


My追加