ある病院検査室でのヒトリゴト “REVENGE”...フィクサー

 

 

生かさず殺さず・・・ - 2002年03月29日(金)

当直の日。
ここんトコ、安定した(?)日々を送ってる・・・みたいなんだけど・・・
単に、いつもの他部署の“無茶”に慣れてしまった・・・ってコトかもしれない。
“特に”・・・腎センター・・・だと思うケド。


まずは日勤帯から・・・

またいつものように、定期的な血液検査しかしてなくて、
それでも、ある程度、貧血の状況判ってるのに・・・
あらかじめ、輸血用血液の注文はしてくれない。この部署は。
(このドクターって言った方がいい?)
以前から、十分に判ってるはずなのに・・・

Hb値が、5.8くらいだっけ?(普通は13〜14)
それでも、ほっとく。
で、透析するときにしか、血液入れない。
(透析するときに、機械に大量の血液流れるために、
一時的に、“もっと貧血”になってしまうから。)

“普段から管理してやっとけばいいのに・・・”

本当にギリギリのところでしか、指示を出さない。
そんな貧血状態長く続いたら・・・
当然、患者さんの負担が増えてくる・・・ハズなのに。
その辺、考えてるんやろか・・・?

エリスロポイエチンとか、打ってるんやろか?
そういう人には・・・?
そっちの方が、効きそうな気がするケド。
(自分が見たカルテの範囲内では、やってなかった。)

腎不全の患者さんは、“徐々に”貧血になっていく。
だから、その辺計算して対策取っとかないといけないと思う。
でも、やってるようには、“思えない。”
“やってるんじゃない?”って言う人もいるけど、それは・・・
なんか違う気がする。
この現状見ると・・・なんだケド。

貧血ギリギリのところで、“生きてる”透析患者さん。
完全に治らないのは、“判ってる”。
でも、少しでも症状軽くすることは・・・できるんじゃない?とか。

もう、自分の考え、ココには、書かないって言ったケド・・・
今回は・・・書く。

症状が軽くなったら、透析する回数も“減る”。
そうしたら、病院に入ってくる収入も“減る”
だから・・・“生かさず・殺さず”のギリギリで・・・やってるんじゃない?
・・・とか・・・
もし、ホントにそうだったら・・・コワイ・・・ケド・・・
(言って置くけど、あくまで想像・・・)

輸血したら、GVHDとかあるのは知ってる。
でも、起こる可能性は、現在“極めてまれ”だ。
普通の人のHb値に戻さないのは・・・案外そんな・・・理由だったりして。
(ちなみに腎不全で透析していると、全額、公的機関からその費用は、
支払われる。医療費も検査費も・・・なにもかも。
だから、“お金になる”ワケ・・・病院としては。)
大量に輸血したら、心臓に負担になるのは判るけど・・・ね。
だったら、他の方法取ってる・・・?って言ったら・・・
・・・どうなんだろう・・・?
ちゃんと答えてくれるんだろうか?


・・・暗くなったので・・・ここで、おちゃらけなど。

検査室でも、医療廃棄物が出る。
でも、あんまり出てない・・・ように思う。
んで、今日は、いままで貯めてあった輸血“されなかった”血液を・・・
医療廃棄物として、処分してた。
だいたい・・・年に3〜4回かな?
“血液”なので、結構重たい。
廃棄物用の袋に入れて・・・自分が、“大事そうに抱えて(?)”もってると、
救外の看護婦のSさんが、
(ホントは“看護師”って表記しないといけないらしいけど、
敢えて“看護婦”とココでは書きます。理由はいずれ・・・)

「どうしたんですか?それ・・・?
中に処分した死体とか入ってるんじゃないんですかぁ〜・・・?(笑)」

・・・などと言われる。
まぁ、自分は・・・テ○リストだし。(笑)
で、返事は、

「ちゃいますよ〜。ただの輸血用血液ですって・・・
なんなら、ソーセージにして食べますか〜?(笑)」

ドイツでは、血のソーセージってあるからね。
(おいしいみたい。食ったことはないケド・・・自分は食ってみたいっ!)

でも・・・ふと・・・思った・・・
ココでなら・・・“そ〜いうだぐいのモノ”でも・・・

“人知れず処分できるやんっ!”

・・・あ・・・おちゃらけになってない・・・
と言うワケで・・・ますます、テ○リストに拍車をかけてたりして・・・(苦笑)


当直帯は・・・

初めは、1時間ほど何も来なかった。
“このまま何も来ない?”・・・なんて思ってはいけません。
そんなこと考えると・・・“やってくる”から。(笑)

立て続けに3台の救急車。
独歩の患者さんだっていてる。
・・・でも・・・みんな“軽傷”・・・みたいだったけど。
“だったら・・・救急車乗って来るんじゃない!”
・・・いつもの、お決まりパターン・・・
検査は、アホみたいに出るケド・・・
入院はナシ。

結局入院したのは、このアトに来た他院紹介の脳内出血の患者さんだけ。
(正確には、左視床出血)
ついでに、“元院長の”Tドクター自らが・・・
「胸痛だから、診察して欲しい。」
って直に、患者つれて来るし・・・
(ま、心筋梗塞だと思ったんでしょう。でも、ちがった。ただの胃炎。)
“・・・夜中に来るか・・・しかし・・・自らつれて・・・”

あとは、薬中(薬物中毒のコト)とか色々来るし・・・
よく判らんかった。
いそがしかった・・・っていうのだけは・・・判ってた。(笑)

そんでっ!・・・ついでに、言っとこうっ!病棟の看護婦さんっ!!!
こっちが思いっきり忙しいのに、しょ〜もないことで、
呼び出しポケットベル鳴らさないでねっ!
しかも・・・依頼書無しで、「やってください〜」って言われても・・・
“できるかいっ!そんなもんっっ!!!”
(おまけに、外注の検査依頼なんだから、
そんなの、夜中に持ってこないでね・・・こっちが疲れる・・・)

4月から・・・
新入職員が入ってくる。
また、一波乱(二波乱?多波乱か?!)・・・あるかも・・・?



【用語説明】(今回は半分ほど、間違いがあります。翌日分も見て下さい。)
“Hb値”
ヘモグロビン値、のコト。日本語で血色素量を意味する。
本文中でも書いたけど、正常値は13〜14くらい。
女性では、男性より低くなるコトが多い。(生理出血の為)

“エリスロポイエチン”
血液を増やす作用のあるホルモン。(副腎皮質ホルモン・・・だった?)
ホルモン製剤として、結構使われる。

“GVHD”
グラフト・バーサス・ホスト・ディジィーズ(英語綴り判らん・・・すいません。)、
日本語で・・・対組織片拒絶反応・・・だっけ?
(だあぁぁ〜・・・当直明けで頭回らん・・・)
この場合、輸血ってのも一種の“臓器移植”になるワケで、
(血液細胞を、患者さんのからだに入れる、ってコトで。)
その中に白血球(ここで主に悪さするのは、リンパ球)が、
輸血した先の患者さんの身体を攻撃してしまい、重篤な状態となる。
治療法は、“ない”。対症療法のみ・・・となる。
死に至る可能性が、非常に高いので有名。
10年ほど前までは、結構な確率で起こっていたけど、最近では、
輸血用血液に、放射線(X線またはγ線)を照射し、白血球を不活性化
(要は、白血球を潰してる。)して、GVHDを起こらないようにしてる。
放射線照射を行うようになってからは・・・GVHDの報告例は“ない”。
・・・と、いうわけで・・・舌足らずなのは、許して下さい・・・(苦笑)


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