ある病院検査室でのヒトリゴト “REVENGE”...フィクサー

 

 

所見のないのが、“所見” - 2002年03月11日(月)

通常の日勤。
まずは・・・昨日の検査上有意な所見がない方ですが・・・
今日も・・・あまり血液検査上は・・・
CRPの上昇と血小板の低下くらいなもの・・・
でも・・・患者さんは重篤な状態までいってしまった。
検査ばっかりやってたんやけどね・・・

また聞きだけど、ある外科のドクターが言うには、
突発性の敗血症・・・だとか。
これは・・・ほとんど検査上は所見が無い・・・んだそうだ。

初めからそういうのを考慮に入れて・・・ってのは無理なんだろうか?
最悪を考えて・・・やってるんだと自分は思ってるケド・・・
そういう時、ドクターは何を考えてるんだろう?
早めの処置が出来ないのなら・・・対応できる他院に転送とか、
考えないん・・・だろうか?
(実際そういうので、転送とかなったのは聞いたコトがない。
というコトは・・・やっぱ、ドクターのプライドとかある・・・?)

そして・・・
そういうコトを聞いて・・・
ふと・・・思った。

“病院で働いてると、人の死に対して・・・感情が薄くなってくる。”

というコト・・・だ。

なんだか、最初に病院に来たときには、
人の死に対して・・・“おもいっきり”・・・恐かった。
それが今では・・・悲しいとは思う。が・・・
・・・以前のような感情が出てこない。

まぁ、普通、臨床検査技師が人の死を目の前にするコトなんて・・・
年に何回もある・・・モンじゃない。
でも、ここでは・・・半分、救外や病棟に入り浸ってる・・・から。
ある意味特殊なんだと思う。
他の病院では・・・こうはないだろう。

・・・なんだか・・・そういう様に自分がそうなっていくのが・・・
“コワイ”気がする。



で・・・
いつものように、いつものごとく検査をこなし、
データを整理し管理していって・・・
あることに気づく。

“なんだか・・・「また」、データ入力・・・されてない・・・みたい?”

・・・されてなかったんだけどね。(苦笑)

“暴走してる人が”その時、ある患者さんの輸血の件で・・・
検査内容を、血液センターに問い合わせしてた・・・みたいで。
その内容が、“暴走してる人”の、思った通りだったみたい・・・

“あ・・・それでやね・・・喜んで・・・忘れた・・・
・・・というか、出来なかった・・・と言うのか・・・”

昨日の休日出勤の自分に、検査部直通電話で・・・言ってきたくらいだし。
それはいいケド・・・通常勤務内容、こなしてよね・・・(苦笑)
今日はデータ入力に、倍の時間かかったケド・・・
あんまり自分自身の感情に、捕らわれるのも・・・問題やね・・・


仕事が終わりに近づき・・・
なんでか、M.Kちゃんがケーキを・・・服着替えてまで外に行って・・・
買ってきてた。
“なんかあったっけ・・・?”
自分には、心当たりがない・・・
そしたら・・・
新しく来た、パートさんの・・・“誕生日っ!”だった。

○○本(何本かは書けません。笑)のロウソクを立て・・・
(ココでは、その人のちゃんと年齢の数を、“正確に”立てる。)
んで・・・お祝い・・・してました。

その瞬間だけは・・・なんだかちょっとだけかも知れないケド・・・
“病院にいながら、病院ではない”・・・ほのぼのとした・・・
(表現不能・・・ボキャブラリーがない・・・)
雰囲気に、浸ってたりして・・・

“明日は・・・何が・・・ある・・・?”(謎・・・)


【用語説明】
“CRP”
C−reactive protain(日本語ではC反応性蛋白)の略。
炎症性の疾患で上昇する、特異蛋白質の代表例。(他にもあるケド)
免疫グロブリンの変成した物の重合体。

“敗血症”
細菌が血液中で増殖してる状態が、“菌血症”。
それで、症状が出てきた状態が、“敗血症”。
播腫性血管内凝固症候群(DIC)を起こしたりして、
ショック状態になったりする。非常にコワイ状態。



...




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