ぴんよろ日記
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今日はまた、ヒコの「町探検」の引率手伝いへ。なんでも「来て〜」と言われるうちが花だと思って、私にしてはかなり積極的に学校に足を運んでいるが、こないだ図書ボランティアの集まりで「えー!お仕事されてるんですか〜!たいへーん!私たちぬるま湯よね〜」と言われて、そうか…世の中の「ママ」は「勤め(勤め的自営業含む)」or「専業主婦」なのか…とあらためてわかった。私みたいに「自宅でひとりぼっちで仕事。締め切りを守ればあとはどうにでも動ける」という生活は、たしかに珍しいのかもしれない。そして仕事の内容を伝えると、こんどは「え〜、すごーい!」とか言われて、また身を細めることに。すごくないし!こういうことしかできないからやってきただけだし!生活超不安定だし! そんなことはまぁ、わかってもらいにくいのでいいとして、子どもたちがたくさんいると、いろんな子どもがいて面白い。「みんなちがってみんないい」という詩がちっとも好きじゃないが、「みんなちがう」のは確かだ。でも学校という場所では、やんわりと、そうでない方向に進まされる。静かだけど強い「均質化エネルギー」が充満している気配。「宿題していかなくても、図工の道具が揃ってなくても、名札を3ヶ月忘れっぱなしでも平気」なヒコくらいだとなんとか自分を保っていけるのだろうけど、そういう部分が発達または欠落していない子で、でも「自分エネルギー」が高い子はつらいだろう。さらにそれが意識できればまだしも、「なんとなく合わせつつ、エネルギーも抑えつつ、でもやっぱり抑えきれなくて、でもでも、その出しかたさえもわからない…」というような感じの子が多いんじゃないかな、と思う。 それに対する有効策は、いろんな生き方をしている大人を見ることだろう。ささやかながら私の暮らしっぷりを見て「ハンモックに揺られて本読むのも仕事なんだ…」って思ってもらえれば、不安定もといフリー稼業冥利に尽きるというものだ。(親からすれば悪影響かもしれないけど!)
何年かぶりに時計の電池を替えたら、日付の盤をコントロールする部品が弱っているとのこと。「日にちが時々白目むいたりしませんか?」っていう言い方があまりに的確で笑えたが、久しぶりに動かしたのもあってか、今日の午前中だけで3日も進んだ。「日にちが白目むいて半日で3日も進む」なんて、もはやSFである。
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