ぴんよろ日記
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野母崎の温泉に入って、脇岬で子どもらと遊ぶ。ヒコが風船を波に飛ばしてしまい、私が靴を脱いで、一度は拾った。でもすぐにまた飛ばして、またまた拾いに行こうとしたけれど、あっけにとられるくらいあっという間に風に吹かれて波のむこうに進んでしまい、ただ見送るしかなかった。本当にあまりのあっけなさで、感情が起こる間もなかった。
野母崎に行く途中に、数年前にすっかりまわりを埋め立てられた小島があって、それ自体はいかにも波の気配が濃厚な岩でありながら、空き地の真ん中に、ぽつんと居心地悪そうにしている。それが昨日は、何十匹もの鯉のぼりに囲まれていて、風もじゃんじゃん吹いていて、ちょっとだけ浮かばれていた。
いつかどっさりお金持ちになったら…というタイプの夢ってあんまりないけど、野母崎の海のそばに小さな休暇小屋があったらいいな。すたすた歩いていって泳げるような。
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