ぴんよろ日記
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2012年11月26日(月) 本日、半休業。

 朝起きてベランダを見たら、洗濯物が干してあった。一瞬、どこの誰が私よりも先に起きて干したんだろう?と思ったけど、それはもちろん間違いで、昨日の朝干したのが、昼にはいったん乾いたものの、夕方の雨も夜の雨も吸い込んで、重く重く下がっているだけのことだった。たしかに昨日の夕方は外に出ていて、お風呂もご飯も外で済ませてきて、最後の方は疲れて意識朦朧となって帰り、倒れ込むように寝たが、これほどまでに干した洗濯物のことを1ミリも思い出さなかったなんて、初めて。これはあんまりだ。
 ということで、本日休業…と思いきや、番組のことで、東京の放送局の人と(そ、そんなことで、そんなふうにキレなくても…慇懃と激高の間っちゅうもんは無いんだろうか…こんな空気感、長崎では見たこと無いぞ、都会の人は大変なんだなぁ…酸素足りてるのかなぁ?というような)やりとりがあったり、振替休日のヒコと(こちらはお決まりの)水掛問答があったりと、午前中は消耗。番組の事務的仕事をしようかと思っていたけれど、もうやめて、布団に入って南の島の小説を読んで涙ぐんだり、でもまた電話がかかってきて、明日の新聞の連載の修正をしたりしつつ、冷蔵庫にあるものでご飯を食べながら、昨日の「情熱大陸」を見たりして、極力ぼーっとする。本当に久しぶりの「情熱大陸見ながらひとり昼ごはん」。ジャンルとしてはツボだったので楽しみつつ、作り方にはツッコミを入れながら。
 でも、昨日なんとなく選んだ文庫本に、いま私が必要としていた言葉や物語がいちいち書いてあったので、あらためて本の力を思う。いつもは読まないタイプのものだったから、なおさら。

 西日本新聞長崎版(ほぼ毎週火曜日)の連載「ながさきのみつけかた」、いつも、自分でもとっても好きな感じになる。若い人に向けて、短く書いているというのがいいのだろうな。そして、一応、長崎を題材にしつつ、ひそかにウエイトは「みつけかた」に置いている。私なりの、ちょっとした「眼の引っ越し(by青山二郎)」といったところ。これも、いつか本にまとめられたらいいな。


 …と、こうして毎日のように、時間がないだの疲れただの嵐のようだの書いているのだが、じゃぁ、いわゆる「ていねいに」暮らしたいかと問われたら、なんか全然そんなんじゃないと思ってしまうのが、(貧乏暇なしという事情はさておき)難儀な性分。というよりも、最近は、そういう「スタイル」を自分に課している人がいるとしたら、「順番違うんじゃ?」と言ってあげたい気分(実際には絶対言わないけど)。走ってみたいなら、走れ走れ!倒れるまで走れ!ていねいだとかなんだとか言っとる奴も、のんびり好きなことして暮らしとるように見える奴も、実はカップラーメンすすりながら、あんがい走っとるぞ〜!って。


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