ぴんよろ日記
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夏休み、「宿題は…」と言おうものなら身をよじってイヤがるか、突然ぐったりと疲れを訴えるか、怒りだしていたヒコ(あ、いまもだ)。「じゃぁ工作は…」との提案に対し、3分後に持ってきた「作品」は、スケッチブックから破った「ぼろぼろ部分」もそのままに、1枚の画用紙を丸めて、3ヶ所くらいマスキングテープで止めただけの「自称・望遠鏡」であった。その時はあまりのことにヘナヘナと意見する気にもなれず、そのまま提出となった。美術館学芸員の友人に問い合わせたが、それを「作品」とみなすかどうかというのは、とても難しい問題であるとの見解だったが、学校の「夏休み作品展」には、もちろん「アンデパンダン」ではあるが、展示されたという。そして、その展示されたブツが、先日返ってきた。はじめに見た時よりも、テープが補強されていた(いつの間に!)。そして本人と先生のコメントが添えられていた。
「ぼうえんくん」 あせかいてつくりました。 つくるのがたのしかたです。 がんばりました。
暑かっただけじゃん!3分だったじゃん!楽しんでもがんばってもいなかったじゃん! 心の中で猛烈に突っ込んだところに、先生の赤ペンが。
かみをくるくるとまるめると、つつのかたちになっておもしろいですね。 「ぼうえんくん」でどんなものがみれるかな…?
ほえ〜〜〜。さすがプロ…。褒めて育てるとかって、私には絶対ムリ!
でも、なんかいろんなことを考えた。ぼうえんくん、いいじゃん。なんか、もう、なんか、せつないような気持ちになって、いつも机に置いて、時々、ぼうえんくんを覗いている。
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