ぴんよろ日記
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2012年08月09日(木) 35年

 ヒコの学校の朝顔、ヒコは見向きもしない。子どもとは、そのようなものだろうと思う。私だって子どものころは、朝顔の世話なんて、ぜんぜん興味なかった。しかし、ベランダにおいてあるのをむげにすることもできず、自分の盆栽に水をやるついでに世話をしている。すると、育つのである。そうか…そうだったのか…世話をすると育つのか…連れてきた時には今にも枯れそうだったのに、ここ数日でどんどんつぼみが付き、花が咲き、種もなっている…なるほど…と、私の朝顔観察は、35年もかかったのである。
 と言いつつ、庭はお手上げ。

 今日は原爆の日。ヒコは登校日。こんなこと言ってはいかんのかもしれないが、助かる…。

 集団登校の送り出し当番だった。いつもながら、集まってくる子どもたちが、それぞれにぜんぜん違うことに感動する。おなじ歳だったら、友だちになれそうな子、絶対になれそうにない子、いろいろ。まぁしかし、基本的に子どもは苦手なので、特に話しかけるでもなく、さらりと送り出す。「おなじ時間に原爆が落ちたら、これでお別れなんだな…」と思う。なんてことだろう、原爆。あんまりだ。


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