ぴんよろ日記
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2011年05月26日(木) ノスタルジア

 朝からラジオ。「野良ビワ」について。そろそろあちこちでビワが色づきはじめている。袋がけされるでもなく、実がなった暁に食べられるでもない、そのへんの木、としてのビワたち。

 お昼ごはんを食べながら、録画しておいたカズオ・イシグロの番組を見る。なんと…福岡伸一さんが長崎に来ていた!カズオ・イシグロが幼少期を過ごしたという町は、こないだ散歩したばかりのところだったし、背景に映っているすべての場所が、どこかわかった。長崎をあらわす言葉はこの世にたくさんあるけれど、私の中ではカズオ・イシグロの小説のタイトルである「a pale view of hills/遠い山なみの光」が最高峰だ。長崎を形作っているさまざまなもの…風土や歴史や人々の息づかい、そのすべてを言い尽くしているような気がする。この文字の連なりを見ていると、自分の心と身体の奥底にある長崎が、じわっと泣きたいような気持ちになる。番組では「ノスタルジア」についても考えられていたが、私の長崎に関するノスタルジアは、まさにこの言葉で起動されてしまう。

 昨日の「ひとりワークショップ」は、微妙に雨に降られつつ、収穫は多かった。銅座あたりに「名品」があると睨んでいたが、まったくその通りだった。


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