ぴんよろ日記
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2011年05月10日(火) 削る、戻る。

 雨、大雨、雨音。降り込められて過ごす時間が大好きだ。仕事をするのも。
 読みたい本、考えてみたいこと、形にしたいもの…たっぷりある。日々の生活も、あまりにも、ある。これをバーンとほっぽり出して「前者」ばかりできればいいのに、と思うこともたびたびだ。つまりは「後者」が「前者」を浸蝕しているのだと。しかし「後者」にあっぷあっぷしつつ、息もたえだえ、たまに「前者」に立ち返ってみると、以前とは違う風景がそこには広がっていて、しかもそれが、悪くない。
 目に見える意識の中ではもどかしくあるけれど、むしろこれが正しいのかもしれない。「浸蝕」は、あるべきものを奪っているのではなく、考えすぎやいらない知識その他、余計なものを削ってくれていたのだ。

 ミサキンを産んで、もうすぐ1年。1年前は、土偶みたいな体だったな…。そして退院のとき、助産士さんから「本当に体が戻るのには、1年くらいかかります」と言われた。その時は「ふーん」と思ったけど、最近、たしかに体のなにかが「きゅーん」とどこかに戻っていっているような感じがあって、その話を思い出した。どこに行ってたんだろうか。


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