ぴんよろ日記
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| 2011年04月20日(水) |
マグロ、コーヒー、新生児。 |
朝から雀鬼会のHPを見て目頭が発熱。マグロを被災地に届ける桜井会長と道場のみなさん。避難所暮らしの中で食べるマグロは、どれだけおいしく、元気づけられるだろう。私自身は「マグロ文化圏」に生まれ育ってないので、マグロそのものは一生食べなくても平気だが、もしも震災に遭遇し、避難所で暮らしているところに「大好きな刺身」が届いたら、涙なしには食べられないと思う。ましてや海のそばで暮らしてきた人たち。空気のように、食卓にお刺身が乗っていたに違いない。生命を維持するだけなら刺身はいらないだろうが、「刺身を食べるうれしい瞬間」が心身を作ってきた人間にとっては、そんな理屈じゃない次元での話だ。 「生命維持」の観点からは二の次にされるであろうコーヒーも、そういう状況にあっては、大変に大切なものだろうな、と、コーヒーを入れながら思う。ちょうどいつもの豆が終わるところで、今日「人町」に買いに行くつもりだけど、そのあいだに何か大変なことが起きて「最後」になったら…と想像したところで、また目頭が発熱。かといって、長い期間のぶんの買い置きはできない。おいしくない。その日の刺身、その週のコーヒーを、ありがたく味わっていくしかない。
ミサキン、今日で11ヶ月。山の木々が、それぞれにしぶい色味で盛り上がってきているが、人も木も、生まれたてはしぶいなー、と思う。大きくなれば鮮やかな緑になる若葉も、生まれたては茶色がかって、しぶい。新生児もまた、赤黒く、湿っぽく、汗臭いような匂いさえ放ちながら、しぶく重く、力をためている。いまの葉っぱたちの色も「新生児」だと思うと、納得だ。それがどんどんほどけて、のびのびと、ピカピカと笑うようになる。手を伸ばして、世界をつかむ。人も木も、気持ちのいい風に吹かれて育ってほしいと願うばかり。
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